泉州エリアで「オープンファクトリー」 37社が製造や生産現場を一般公開
泉州地域の産業の製造・生産現場を一般公開するイベント「泉州オープンファクトリー」が11月14日~16日に開催される。(大阪ベイ経済新聞) 【写真】今年は8エリア37社の企業が参加 多様な製造事業者や農家が抱える後継者不足、働き手不足、事業縮小などの課題解決を目的に、地域の製造工場や技術を一般公開する同イベント。イベント参加事業者から成る実行委員会が2021年に「貝塚オープンファクトリー」として初開催し、2022年からはエリアを拡大し現在の名称に変更した。昨年は4日間で、家族連れから学生まで幅広い世代の約1100人が参加。今回は、8エリア37社の企業が工場見学やワークショップなどを行う。 工場見学では、やかんや鍋などの素材となるアルミコイルを製造・販売する「片木アルミニューム製作所」(泉南市)や住宅に使用される木質ボード「MDF」を製造する「ホクシン」(岸和田市)、環境に配慮した方法でタオルを製造する「スマイリーアース」(泉佐野市)、業務用のパンを製造する「オリエンタルベーカリー」(泉佐野市住吉町)などが、工場や製造の様子を紹介する。 貝塚寺内町の古い町屋や寺院を見学する「まちあるき」や航空機の誘導する「グランドハンドリング」を行う「スイスポートジャパン」(泉佐野市りんくう往来北)の関西国際空港ツアー、泉州野菜を使ったピクルスを製造する「NSW」(泉佐野市鶴原)のピクルス製造体験も行う。 実行委員長の玉田翔太さんは「これまでに参加した企業からは、社内や他企業との交流が増えるきっかけになったとの声が聞かれた。泉州の地域とものづくりを盛り上げていきたい」と意気込む。 開催時間は9時~17時。要予約。ウェブサイトで受け付ける。
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