磐田などで活躍したスキラッチ氏が59歳で逝去「これからもずっと私たちの心に生き続けるでしょう」|Jリーグ
【国内サッカー 最新ニュース】かつてジュビロ磐田などで活躍した元イタリア代表FWサルヴァトーレ・スキラッチ氏が59歳で逝去した。
1964年12月1日生まれのスキラッチ氏はメッシーナでプロキャリアをスタートさせ、その後はインテル、ユヴェントスという名門クラブでプレー。セリエAでは通算120試合の出場で37ゴール12アシストを記録した。またクラブキャリアではコッパ・イタリアやヨーロッパリーグ(EL)での優勝も経験している。また、1990年にイタリア代表でデビューすると、国際Aマッチ通算16試合に出場して7ゴール1アシストを記録し、FIFAワールドカップイタリア1990では6ゴールを挙げて大会得点王に輝いた。 1994年夏には磐田に加入。現役生活最後の2年間を日本で過ごすことになると、磐田では公式戦通算93試合の出場で65ゴールをマークするなど驚異的な決定力を見せ付けた。 磐田は今回の訃報に対し、コメントを発表している。 「この度、サルヴァトーレ・スキラッチ氏のご逝去に接し、クラブ一同、深い悲しみに耐えません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。スキラッチ氏は1994年から1997年まで当クラブに在籍しました。1990FIFAワールドカップイタリア大会得点王の前評判通りの高い技術と本能的なプレーでゴールを量産し、ジュビロのみならず日本のストライカーに大きな影響を与えました。選手やファンからは‘トト’の愛称で愛され、今でもジュビロのレジェンドとして、クラブの歴史に深く刻まれております。 1999年に現役を引退され、その後は故郷パレルモでサッカースクールを運営されながら、タレント活動や解説者としてもご活躍されました。また、慈善活動にも積極的に取り組み、サッカー界への大きな貢献をされました。その人間味あふれる温かい人柄と情熱は、今なお多くの人々に敬愛されています。最近は体調を崩されていたとのことでご回復をお祈りしておりましたが、このような結果となり大変残念です。もうお会いすることは叶いませんが、スキラッチ氏がジュビロに残してくださったものは、これからもずっと私たちの心に生き続けるでしょう。 ご遺族の皆様に、心よりお悔やみを申し上げますとともに、スキラッチ氏のご冥福をお祈り申し上げます」