「17歳で信じられない速さを秘めていた」今季退任トスト代表、教え子フェルスタッペンの抜てきを回顧…当時“免許もない17歳に”と批判も、成功を確信|F1
今季限りでアルファタウリの代表職から退く、フランツ・トスト氏が教え子マックス・フェルスタッペンについて語っている。 【F1™|ハイライト】F1™2023第22戦 ハイネケン・ラスベガスGP 決勝|2023 1997年9月30日生まれのフェルスタッペンは2014年の日本GPにおいて、フリープラクティスでアルファタウリの前身であるトロ・ロッソのSTR9を駆った。この時が17歳3日という若さだった。翌2015年にはレギュラードライバーに抜てきとなり、17歳166日というF1最年少出場記録を保持している。この記録は、F1に必要なスーパーライセンス取得の条件が大幅に変わらない限り、今後更新は不可能とされている。 トスト氏は『F1』公式のポッドキャスト『Beyond the Grid』内で、オランダ人ドライバーについて言及し「17歳で初めて見たときから、信じられない才能を秘めていた」と、当時のことを振り返っている。 「私は彼の走りを見て、すぐさま信じられないほどの速さ、才能があるとわかったんだ」 「でも当時を思い出すと、批判も多かったよ。何しろ“なんで運転免許もない17歳にF1で走らせるんだ”ってね。それについては“わかったから5年後にどうなっているのか見ていてほしい、そのときにまた来てくれ”と返答していたよ」 父ヨスもかつて1990年代にF1で走っていた。そのヨスから英才教育を受け、マックスは小さな頃からレースに親しんでいた。トスト代表はトロロッソのマシンを駆るフェルスタッペンから、確かな才能を感じていたようだ。 「彼が我々のマシンで何ができるのか、それを見たかったんだ。するとマックスはすぐさまうまくコントロールしていたよ」 「それがマックスの持ち味だったんだ。とにかく速く、スピードに関してはなんの問題もない。他のドライバーは速さやブレーキに慣れるまで数周は必要だったのにも関わらず、マックスは最初から速いんだ」 「才能を有していることは明らかだった。当時のマックスは17歳だったけど、それが何かの問題になるわけではない。年齢はカレンダー上の単なる数字だったんだよ。実際にマックスは何年もF1で走ってきたかのようにレースをしたんだ。本当に衝撃を受けたよ」
【関連記事】
- ●【動画】フェルスタッペンが5秒ペナ&接触を物ともせずラスベガスGPで今季18勝&歴代3位タイ53勝目!ルクレールが最後2位浮上、ペレス3位…角田裕毅は残り3周停止18位|F1
- ●【コラム】「ルクレールは“無冠の帝王”で終わってしまうのか」|F1解説者ムッシュ柴田のピットイン
- ●ガスリー「ディナーに招待されなくても構わない」昔から不仲、僚友オコンとの隔たりは変わらず…角田裕毅については「健全な関係」|F1
- ●アロンソがサンパウロGPで3位表彰台…ペレスの猛追を防ぎ続けた“ライン取り”に中野信治氏が感嘆「経験の為せる技」|WEDNESDAY F1 TIME
- ●2023 F1日程・カレンダー・スケジュール|放送時間・中継配信