奥能登の酒ビン詰め 金沢・福光屋が支援
福光屋(金沢市)は16日までに、能登半島地震で被災した数馬酒造(能登町)から預かった純米大吟醸酒のビン詰め作業を行った。今季の酒造りが困難になった同社への支援で、720ミリリットルのビン3934本が仕上がった。 福光屋は今月上旬に金沢から能登町へトラックで向かい、もろみを預かった。日本酒を詰めたビンは数馬酒造に戻すことになっている。数馬嘉一郎社長は「自社の仕込みで忙しいにも関わらず、感謝でいっぱい。一日も早く酒造りを再開させたい」と話した。 福光屋は4月から、被災した鶴野酒造店(能登町)の酒造りも支援する。福光太一郎専務は「奥能登の酒造は一緒に頑張ってきた仲間であり、少しでも助けになりたい」と語った。