マウンドは神宮仕様 ヤクルトの投手陣再建を後押し キャンプ地の球場 沖縄・浦添市
【浦添】プロ野球東京ヤクルトスワローズのキャンプ地「ANA BALL PARK浦添」の投球練習場が2月から、球団の本拠地である明治神宮球場仕様になった。 【写真】ヤクルトスワローズの浦添キャンプ期間中、無料バスが運行 球場周辺と結ぶ2路線の出発場所と本数は 土と傾斜を同じにすることで、投手にキャンプから投球感覚を養ってもらうのが狙い。球場を管理する浦添市が投手陣再建を後押しする。 市は球団公式スポンサーのアイム・ユニバース社からの提案を受け、神宮球場のグラウンドキーパーと協議を重ねて改修した。 投球練習場に7カ所あるマウンドのうち、2カ所を神宮球場と同じ傾斜に調整。土も神宮球場で使われているものと同じ北海道名寄市から取り寄せて、硬めの踏み心地を再現した。 キャンプイン前日の1月31日には、お披露目式が開かれた。試し投げをした市内の少年野球の子どもたちは「投げやすい」「いつもより球が走っている気がする」などと、プロ野球選手が使うマウンドを楽しんだ。 市の担当者は「選手は本番と同じマウンドで調整できるので、すんなりとシーズンに入れるのではないか。浦添でいい練習を積んでリーグ優勝に向けて頑張ってほしい」と期待を寄せた。(浦添西原担当・比嘉直志)