相武紗季さん「ついカッコつけちゃうのは、自分に自信がないからと気づいた」理由|美ST
私を幸せにできるのは私、美容のモチベーションも自分のため。誰かのためでなく、“自分のために綺麗でいること”が心地よく幸せに生きる基準になり、周りをもハッピーにできる。そんな私らしい美しさを更新し続ける女性にフォーカスする連載。今回はNHK朝ドラ『おむすび』出演中の女優・相武紗季さんにお話を伺いました。
若い時の挑戦と失敗のおかげで自分に合うものが分かる
お話を伺ったのは…相武紗季さん 《PROFILE》 2003 年「WATER BOYS」で女優デビュー。「同期のサクラ」「ラストマンー全盲の捜査官」などのドラマ、映画『茶の味』など。朝の連続テレビ小説「おむすび」に出演中。朝ドラは自身10 年ぶり。 昔から、ついカッコつけちゃうんです。それは裏を返せば自分に自信がないからだと気づいたのは最近のこと。10代でこの仕事を始め、右も左もわからない状態。自信をつけたくて生き急いで、とにかくいろいろ挑戦して、何かを摑みたくて、若い時は突っ走っていたなぁ、と思うんです。今ようやく、その頃の蓄積をもとに自分に合うもの合わないものをセレクトできるようになり、気持ち的にゆとりが持てました。若い時の挑戦と失敗のおかげで、自分に合うものが分かってきたんです。 去年から色彩についての勉強を始めました。私の周りの女友達やママ友はちゃんと自己主張できて自分の中に話すネタがある人達が多いのですが、私には話すネタがなく、「私ってつまらない人間なのかな?」と一人落ち込んだことがあって。何かインプットしたいなと思ったんです。私の趣味にフォーカスしたものはないかな?と自問した時に行き着いたのが、かねてから関心のある色彩でした。 先日、色彩検定2級に合格し、次はカラードレープを使って人に色彩診断ができる資格を得るために奮闘中なんです。得意な話題ができて人との会話に自信が持てたし、何と言っても美容やお洒落は女性同士が仲良くなれる一番の話題。世代を問わず、自分に合う色がよく分からなくて迷子になっている人は多いんです。その人の似合う色彩を深掘りして、サポートできたら素敵だな、って。それをもとにアイシャドウやリップの似合う色を導き出して、「ならこういう色を重ねてみようか」とか、「目元は似合う色でまとめて、リップはちょっと冒険してみようか」とか。自分を楽しむことで、いくつになっても可能性は広がっていくと思います。 《衣装クレジット》 ハーフジップニット ¥49,500 サテンパンツ ¥36,300( ともにCINOH) ピアス ¥97,900ネックレス¥168,300 (ともにPRMAL) リング(2個) ¥28,050 ¥36,300 (ともにPLUIE) 白シャツ(スタイリスト私物)