韓越、海洋安保強化で合意 首脳会談、中国を念頭
【ハノイ、ソウル共同】韓国の尹錫悦大統領とベトナムのボー・バン・トゥオン国家主席が23日、ハノイで会談した。南シナ海の実効支配を進める中国を念頭に、海洋での安全保障で協力する協定を締結した。尹氏の訪問には、サムスン電子トップら約200人から成る大規模な経済使節団が同行。会談では経済協力の強化でも一致した。 トゥオン氏は会談後の共同記者会見で「国防産業分野で協力や技術移転を進めたい」と述べた。尹氏は「ベトナムは、韓国のインド太平洋戦略で核心となる協力国だ」と強調した。 韓国は政府開発援助(ODA)を強化し、海洋警察の退役船艇を譲り渡すことを決めた。