補助金の申請期限を忘れ…4万円を自費で振り込み上司にはうその報告 玉野市職員(34)を停職処分 岡山
KSB瀬戸内海放送
岡山県玉野市の職員が不適切な事務処理をした上、うその報告をしたなどとして、停職処分を受けました。 【写真】玉野市の広報紙、玉野市の会見
停職1カ月の懲戒処分を受けたのは、玉野市財政部の係長級の男性職員(34)です。 玉野市によりますと、男性職員は、市の広報紙に宝くじの記事を掲載することで関連団体から交付される補助金について、申請期限の2023年4月までに手続きをしませんでした。 その後、男性職員は申請を忘れていたことに気づきましたが、上司らに「期限はまだ先」「手続きを行っている」などと複数回にわたってうその報告をしました。 そして3月、団体あての納入通知書を作成した上で補助金相当額の4万円を自費で振り込み、団体から市へ支払いがあったかのように装いました。 男性職員の異動にともない業務を引き継いだ別の職員が4月、団体に問い合わせたところ、2023年度は補助金が交付されていなかったことが分かったということです。 男性職員は30日付で依願退職しました。 玉野市の柴田義朗市長は、「適正な業務執行に向けて対策の推進、徹底を図り、再発防止に努めたい」と話しました。
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