銅像版“ロミオとジュリエット” 岐阜の銅像が恋心を寄せるのはNYの「自由の女神」? 思いを込めた31文字のラブレター
CBCテレビ
ことし2月、岐阜県飛騨市でラブレターのコンテストが行われました。 ラブレターの送り先は「ニューヨーク」、思いを伝える相手は「自由の女神」なんです。 【写真を見る】銅像版“ロミオとジュリエット” 岐阜の銅像が恋心を寄せるのはNYの「自由の女神」? 思いを込めた31文字のラブレター 思いを寄せる相手に恋心を伝えるラブレター。 皆さんも書いたことが、ありますか? (20代女性) 「大昔あるか、小学生とか幼稚園とか。やっぱりLINEとかメールとかのやりとりになる」 (60代男性) 「書いたことはあると思います、小学生かな。げた箱の中に入れたと思いますが、あまり覚えがない」 スマホ時代の今、めっきり書かれなくなったラブレター。 しかし、飛騨市神岡町では2月24日、最も素敵なラブレターを決めるコンテストが開かれたのです。 (表彰式) 「女神へ贈るラブレターにおいて、優秀な成績を収められました」 このコンテストは、題して「女神へ贈るラブレター」。 神岡町にある「だるま」の銅像が、ニューヨークの「自由の女神」に恋心を寄せているという設定の「短歌コンテスト」なのです。 自由の女神に恋している「立ち達磨」は高さは約9メートル、台座を含めると17メートルです。 約50年前に近くにある洞雲寺(とううんじ)の住職が町民を見守ってもらおうと造ったものです。 「短歌コンテスト」は、ことしで6回目。 飛騨市をあげて、これまで盛り上げてきました。 そもそも、この設定を考えついたのは、地元の新聞販売店の店主、帰家圭吾(かんや・けいご)さんです。 (コンテストを開催 帰家圭吾さん) 「立ち達磨が何を見ているか調べようと思いまして。ニューヨークの自由の女神の方を向いていることが分かりました」 帰家さんは7年前に、立ち達磨の視線の先にニューヨークの自由の女神像が建っていることを発見。 その距離は約1万キロ、しかし…。 その視線の先は自由の女神の背中側だったのです。 帰家さんは「立ち達磨は女神に振り向いてもらえない、叶わぬ恋をしている」と考えました。 (コンテストを開催 帰家圭吾さん) 「(立ち達磨は)全国的にはマイナーだし、地元の人も滅多に来ない場所で、さみしい。銅像版のロミオとジュリエットみたいな感じで面白いんじゃないかと思った」 このアイディアを元に、短歌で恋心を詠むコンテストを開催すれば、観光戦略として成立すると地元関係者も2017年からサポートを続けてきました。 その結果… (参加者) 「大分県の国東市から来ました」 「千葉から来ました。飛騨牛を食べたいなと思った」 「学校の国語の授業で、先生が時間を設けてくれて、みんなで作った」
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