「世界最高のストライカーの一人になれると信じている」 アストン・ヴィラで大ブレイクのデュランは将来“1億ユーロ級”の選手に?
アストン・ヴィラに残ったのは大正解だったか
プレミアリーグでは今季序盤戦最大のサプライズ選手だろうか。途中出場ばかりという状況にも関わらず、4ゴールを挙げているアストン・ヴィラFWジョン・デュランは一躍有名な存在となった。 20歳のデュランに関しては、今夏複数のクラブが関心を示していた。しかしデュランはアストン・ヴィラに残留し、ここまで見事な活躍だ。 仏『Foot Mercato』がデュランとは何者だと特集を組んでいるが、クラブのモンチSDはアストン・ヴィラこそがデュランにとってベストな場所と信じていたようだ。 「この夏、40のクラブがジョンを獲得したがったが、我々ほど彼を信頼している人はいない。ウナイ(監督)はデュランが世界最高のストライカーの一人になれると信じているんだよ」 具体的にはミラン、ウェストハム、チェルシーといったクラブがデュランの獲得に動いていたようだが、ここまでの活躍ぶりを見ればモンチSDの言葉も納得か。デュランの実力はもちろん、指揮官ウナイ・エメリが同選手の活かし方を理解しているのも大きいのかもしれない。 デュランは2022年に母国コロンビアを離れ、アメリカ・MLSのシカゴ・ファイアーに170万ユーロで移籍した。アストン・ヴィラにはその1年後に移籍することになるのだが、シカゴのTDを務めてきたセバスティアン・ペルツァーは当初からデュランがプレミアリーグ向きの選手だと分かっていたと当時を振り返る。 「私はコロンビアで選手をスカウトしていたのだが、ジョンがDFにとっていかに頭の痛い存在かすぐに気付いた。当時の彼は16歳だったが、非常に速くて強かった。すでにイングランドのサッカーに向いた特長を備えていたんだよ」 その目利きは当たり、デュランは本格ブレイクの時を迎えている。同メディアは将来的に1億ユーロ近い市場価値を持つストライカーになるかもと期待をかけているが、20歳のストライカーはどこまで伸びるか。
構成/ザ・ワールド編集部