狂愛BL「ハピエン」沢村玲“浩然”と別府由来“千紘”の切なくも苦しい最終話に涙腺崩壊「すごい、のひと言」の声
沢村玲と別府由来がW主演を務める「ハッピー・オブ・ジ・エンド」(毎週月曜深夜2:55-3:55[2話ずつ放送]/フジテレビ、FODにて毎週月曜[2話ずつ]独占配信、放送終了後TVerにて1週間見逃し配信)の第7話、第8話が9月23日に放送・配信された。浩然(ハオレン)(沢村)と千紘(別府)がつかの間の幸せな時間を過ごし、クライマックスへと向かう様子が描かれ、切なくて胸が締め付けられ涙腺崩壊となった。SNSでも「控えめに言ってボロボロ泣きました」「すごい、のひと言しか出てこんよ…」「こんなに涙が溢れて感動の渦に包まれるとは」と感動のコメントが多数寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます) 【写真】別府由来“千紘”からもらったマフラーを巻いた沢村玲“浩然” ■究極のセンセーショナル・ラブストーリー 本作は、累計発行部数31万部、BLアワード2022ディープ部門第1位に輝いた、人気作家・おげれつたなかの大ヒットBL漫画を、「彼のいる生活」の沢村と「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の別府のW主演で実写ドラマ化したもの。愛に飢えた2人が出会い、不器用ながらも手に入れたつかの間の平穏。お互いの過去や心の傷を、深い愛で満たしていくセンセーショナル・ラブストーリー。 沢村は、ミステリアスな美青年のケイト/浩然(ハオレン)を演じ、別府は孤独に生きる若者・柏木千紘を演じる。ケイトの知人で飲み仲間の加治役として久保田悠来、ケイトと因縁の関係にあるマヤ役として浅利陽介が共演。また、千紘の元パトロンでケイトの知人でもあるマツキ役を山中聡、ケイトの母親を俳優で脚本家の唯野未歩子がそれぞれ演じる。 ■浩然は千紘に大怪我を追わせたマヤを刺し殺そうとする… 家族から勘当され、金も行く当てもない千紘はある夜、行きつけのバーで超タイプの男ケイト/浩然(ハオレン)と出会う。ひと目ぼれをした千紘は声をかけて好感触に喜ぶが、一緒にホテルに向かって抱き合っていると、不意に浩然に電マで激しく殴られ意識を失ってしまう。翌朝、ゴミ捨て場で目覚めた千紘の前に浩然が立っていた。千紘は浩然の引っ越しを手伝い、帰る家もない千紘は成り行きで浩然の家に居候することとなる。 バイト先をつけてきたマヤに驚く千紘だったが、マヤの尋常でない様子に気圧されて、要求通り車に乗り込むことに。マヤがSMクラブで働かせていたときの浩然について語りだすのを最初は聞いていた千紘だったが、浩然を人とも思っていない口ぶりに思わず反発すると、マヤの怒りを買って千紘は理不尽な暴力を浴びせられてしまう。 マヤが千紘を拉致して大けがを負わせたことで、浩然は罪悪感に苛まれるように。マヤから千紘の動画を送りつけられ、浩然はマヤを刺し殺そうとするが、とどめを刺す前にその場から逃げ去ってしまう。帰宅後、青ざめた浩然から事情を聞いた千紘は、一緒に逃げようと提案する。浩然の希望で海へ向かった2人は、しらす丼を食べ、水族館へ行き、普通の恋人らしいデートのような時間を過ごす。 ■全編涙が止まらなくなるほど感動 辛いシーンも多かった本ドラマだが、最終話は全編涙なくして見られないと言っても過言ではないほどだった。マヤを刺した後の逃避行では、これまでのことがうそのような楽しいデートの瞬間が。無邪気に笑う浩然と千紘がかわいらしいが、それが逆に刹那の幸せのように思えて涙があふれてくる。 さらに逃避行の最後、電車のホームのシーンでは涙が止まらなくなってしまった。千紘のことを思うからこそ、自分がそばにいてはいけないという浩然の気持ちが伝わってきて胸を締め付けられる。浩然の気持ちに気づいて焦る千紘の必死な姿も涙腺を刺激する。 そして、クライマックス。現在の千紘の様子をSNSで知り、涙を流す浩然にこちらも号泣させられる。意外と感情を隠そうとせずにさらけ出してしまう浩然に心を揺さぶられてしまった。これまでまともな教育も受けられず人間関係も築き上げられずに来たのだろうという浩然の過去が忍ばれて、切ない気持ちでいっぱいになる。1話目では底辺男の千紘が不憫に思えたが、実は浩然のほうが壮絶な過去を背負っていて絶望的な状況にあることが話数が進むたびに明かされていき、胸が苦しくなった。その後のラストでは切なさの中に希望が感じられ、涙腺崩壊してしまった。 SNSでも「控えめに言ってボロボロ泣きました」「苦しいところもたくさんあったけどその中に幸せいっぱい詰まってた!」「久しぶりに涙流しながらドラマみたわ」「なんて言葉で表現したら良いかわからない、とにかく涙止まらない」「すごい、のひと言しか出てこんよ…」「こんなに涙が溢れて感動の渦に包まれるとは」と感動のコメントが多数寄せられた。 ◆構成・文=牧島史佳