ヘンリー王子夫妻、ポルトガル移住の可能性 トランプ前大統領勝利で 先月ポルトガルに豪邸購入
英国のヘンリー王子(40)とメーガン妃(43)夫妻が、米大統領選で共和党のトランプ前大統領が勝利したことで、ポルトガルに移住する可能性が浮上している。2020年に英王室を離脱して米カリフォルニア州モンテシートに移住した夫妻は先月、ポルトガルに1950万ポンドで豪邸を購入したことが報じられている。 【写真】ヘンリー王子夫妻の長男アーチー君 ヘンリー王子は昨年発売した回顧録「スペア」の中で過去の薬物使用を告白したことを受け、米国移住のためのビザ申請で虚偽の申告をした可能性が浮上。トランプ氏が再選されたことで、ビザ申請に関する機密書類が公開され、国外退去となる可能性が浮上している。 英OK!誌は、国外退去となることを避けるため、夫妻は米国を離れることを検討するのではないかと王室専門家の話を伝えている。そこで浮上しているのが、ポルトガルに購入した豪邸への移住で、今後数カ月の間に拠点を移す可能性が取り沙汰されている。 メーガン妃は結婚前の2016年に行われた大統領選で、トランプ氏を「女性蔑視的」と批判し、同氏が当選したらカナダに移住するなどと語っていた。トランプ氏もそんな妃について、「分断を招く」と非難し、「意地悪」と呼んだこともある。 OK誌の王室専門家グリフィス氏によると、妃は本能的にトランプ氏を嫌っており、大統領に返り咲いたことで米国を去りたいと思っているかもしれないと述べている。 トランプ氏は選挙戦中に「私は王子を保護しない。彼はエリザベス女王を裏切った。それは許されない」と話しており、国外退去を恐れる王子夫妻の動向に注目が集まっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)