デンサヤームがマルコス・リオスの顔面切り裂きTKO勝ち。急きょ任されたメインイベントを締めくくる【KNOCK OUT】
KNOCK OUTの2024年の第1弾大会となる「KNOCK OUT 2024 vol.1」が2月25日、東京・後楽園ホールで開催された。 今大会ではメインイベントでKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者の龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT)とシュートボクシング(SB)の前SB日本フェザー級王者・川上叶(龍生塾)の一戦が行われる予定だったのだが、龍聖がインフルエンザによりドクターストップがかかり欠場に。メインイベントでは常連外国人選手のマルコス・リオス(アルゼンチン)とデンサヤーム・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)が対戦し、ど迫力のバトルを展開。デンサヤームがヒジでリオスの顔面を切り裂きTKO勝ちを収めた。 リオスはキックボクシングマニアの間で“南米最強”の異名を取る強豪。初来日となった昨年3月は鈴木千裕に1RでKO負けを喫したものの、2度目の参戦となった12月にはバズーカ巧樹と対戦し、ヒジでバズーカの顔面を切り裂きTKO勝ちを収めついに本領を発揮した。
デンサヤームは2019年にタイのテレビ局が主催するムエタイイベント「True 4U」のバンタム級トーナメントで優勝の実績を持つムエタイファイター。日本ではK-1グループに参戦中ではあるが、昨年11月にKNOCK OUTに初参戦。オープンフィンガーグローブ(OFG)着用でのヒジありのREDルールで不可思に判定勝ちし、ヒジありルールでのポテンシャルの高さを垣間見せた。 1R、オーソドックスの構えのリオスとサウスポーのデンサヤーム。デンサヤームが左ミドル。リオスがパンチで前に。リオスが強烈なボディーストレート。圧をかけるリオス。デンサヤームは組んでこかす。なおも圧をかけるリオスにデンサヤームがミドルキック。リオスの右インローにデンサヤームはボディーにヒザを返す。デンサヤームが左ハイ。デンサヤームが飛びヒザもリオスは右のバックブロー。じりじりと詰めるリオスにデンサヤームが左ハイ。