韓国・70代の女性、歯科の処方薬服用後に全身麻痺…息子は「医療事故」と主張
【12月02日 KOREA WAVE】韓国全羅南道順天市(チョルラナムド・スンチョンシ)に住む70代の女性が歯科病院で処方された薬を服用した後、全身まひを起こす医療事故が発生した。オンラインコミュニティへの投稿で明らかになった。 投稿した男性(52)によると、母親(78)が10月、自宅近くの歯科病院を訪れ、治療を受けた際に処方された薬を服用。その後、体調不良を訴えた。女性は腎疾患のため血液透析を受け、糖尿病と高血圧の薬も日常的に服用しており、処方薬の成分が問題視された。 その薬は、プロピオン酸系の解熱消炎鎮痛剤「ロキソプロフェン」。透析患者が服用すると、脳卒中などを引き起こすリスクが高いとされる。女性は体調が悪化し、救急車で別の病院に搬送され、2週間の入院を余儀なくされた。診断結果は「詳細不明の脳こうそく及び全身炎症」で現在も自力での移動が困難な状態にある。 家族によると、病院側からは「薬がまひ症状を引き起こす可能性については知らなかった」との説明があり、責任を取る意向も示されている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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