念願のポルシェ991後期型「911GT3」が納車! だけど即「ズザッ」! 還暦前オヤジの「駐車場に入れない」愕然編【役物911長期レポ】
純正よりもメリットは大きい!? ロベルタ製フロントリフター装着を決意
なかば消去法のようになっていたものの、調べていくうちに純正を凌駕するロベルタの性能に次第に惹かれていた。まずそのリフトアップ量だ。純正の40mmに対し、991後期GT3用「ロベルタリフターシステム・エレクトリック(電磁式)」の場合、70mmというリフトの高さを誇っている。すなわち最低地上高は10cmから17cmになるわけだ。 これだけ上がれば十分だ。スピードバンプやスロープ化されていない歩道に面したガソリンスタンドやコンビニ等の駐車場への進入や退出も心配ない。しかも、そのリフトアップのスピードが速いのだ。991時代の純正は油圧式でこれまで出会ったポルシェの場合だと上がり切るまで3~4秒かかる印象だったが、一方ロベルタはエア式でほぼ1秒程度。このスピードもありがたい。ちなみに下げ時間もロベルタは速い。ボタンを押せばプシューという音ともに元に戻る。なお、純正もロベルタもいずれも50km/hに達すると自動的に車高が下がる仕組みを持つ。 でも、さらにロベルタには魅力があるのだった。というのも、もしサスペンションをアフターマーケットの高性能サスに変えたい場合、純正リフターでは構造上取り付けができないのだが(マンタイレーシングのKWサスペンションなど一部は対応しているものもある)、ロベルタ製ならさまざまなサスペンションに対応できるのだ。これは足まわりをさらに仕上げたい向きには大いにメリットあるだろう。もちろんPASMといった、メーカー純正電子制御サスペンションにも問題なく対応している。 それに素材に高強度ジェラルミンなどを使用するほかメンテンスプログラムに10年の保証も付帯するなど、安心度も高い。ただ、お値段がかなり高そうなのである。取付工賃込で純正オプションの倍近くするらしい。くわーっ、予想外のイタイ出費になること必至。またしても大丈夫かオレ? * * * ロベルタのリフターってもはやスーパーカーオーナー必須アイテム。定番の感ありますよね。装着したほうがおっさんの身のためだと思いますが、この際、思い切ってダカール仕様にするとか?(笑)
為出 元基
【関連記事】
- 【画像】クラブスポーツ仕様でカッコいい! 991後期型のポルシェ「911GT3」を見る(9枚)
- ◎「テスタロッサ」より高価で「カウンタック」より速くて4人乗り! メルセデス・ベンツ「500SEC AMG6.0」が9000万円前後で販売中
- ◎480万円でポルシェ「911カブリオレ」が落札される! もはやコレクターズアイテムと化した3台の「ジュニアカー」を紹介します
- ◎ポルシェ「944ターボ」が驚きの2400万円! プアマンズポルシェがどうして相場よりも高額だったでしょうか?
- ◎「イチキュッパ」のポルシェ991後期型「911GT3」に1200万円で乗れる!? 還暦前オヤジの「残価設定ローン審査待ち」ソワソワ編【役物911長期レポ】