【レポート】千賀健永(Kis-My- Ft2)ドラマ『愛人転生』イベントで決意語る。「ぜひ僕のことを嫌いになってください」
■「『お前さ、うるさいんだよ』と思ってもらえるような演技ができるように頑張っておりますので、ぜひ僕のことを嫌いになってください。お願いします」(千賀健永) 【画像】ダブル主演の香音、千賀健永(Kis-My-Ft2)、共演の小島藤子、佐藤大樹(FANTASTICS) ドラマ特区『愛人転生 ―サレ妻は死んだ後に復讐する―』先行上映&トークイベントが、9月4日、東京・池袋のTheater Mixaで行われ、ダブル主演の香音、千賀健永(Kis-My-Ft2)、共演の小島藤子、佐藤大樹(FANTASTICS)が出席した。 同ドラマは、夫と義両親に虐げられていたサレ妻が愛人に“転生”し、愛人のカラダでゲス夫を着実に「破滅」へと導いていく、爽快な“転生×復讐劇”。インフルエンサーで悠太の愛人・三井瑠奈役を香音、大企業の御曹司で愛人の瑠奈を溺愛する真山悠太役を千賀、悠太の妻で事故がきっかけで瑠奈の体に転生してしまう真山千里役を小島、千里の大学時代の同級生で、千里のことを密かに想っていた井上宗二郎役を佐藤がそれぞれ演じる。 本作への出演オファーがあった際の心境を尋ねられると、もともと原作漫画を読んでいたという香音は「『瑠奈ちゃん役だよ』って聞いたときはすごくうれしかったですし、千里さんの気持ちもわかって“復讐したいよね”って共感していたので、今回演じられてすごくうれしかったです」と声を弾ませ、千賀は「いちばん驚いたのが、僕が某番組で言ったことがある『お前さ、うるさいんだよ』ってフレーズが脚本の中に入った状態で送られてきて“面白いな”って。このパターンでドラマに出演させていただくこともないですし、しかも主演ですし、読めば読むほど面白くて、日本のドラマというよりはNetflixのように規模の大きさを感じて、前向きにありがたく受けさせていただきましたね」と喜びを口にした。 同じ質問に、小島は「愛人だったり、転生だったり、現代ですごく人気のテーマがひとつの作品にてんこ盛りって感じだったので、最初、どんな画になるんだろうって興味が湧きまして、きっと素敵なエンターテインメントになるんじゃないかなと思って、シンプルに完成したものを見たいという気持ちだったので、ワクワクしながら作品に参加させていただきました」と吐露し、佐藤は「今年の頭はサレ男の味方についていた役だったんですけど、今回はサレ妻の味方になれるということで、みなさんのヒーローになりたいという一心でこの作品に臨みました」とコメントした。 また、脚本を読んでの感想を求められると、香音は「脚本がすごく面白くてすぐ読み終えたんですけど、何回も読みましたし、“ここってどうやって演じればいいんだろう”って想像しながら脚本を読むことができて、脚本の段階でここまで楽しい気持ちで読めることってなかなかないなと思って、ワクワク度が増しましたね」と目を輝かせ、ふたりのキャラクターを演じ分けるという難役だが「瑠奈ちゃんとしての気持ちよりも、千里さんとしての気持ちを演じることが多かったので、いちど自分の頭の中で整理して、瑠奈として、千里として読み分けていました」と苦労を明かした。 そして、千賀は「すごくスケールの大きい脚本だなと感じて、最初にパラパラっと読んだときに“これ、映画化決まるな!”って思いました。ビビってきました」とコメントして会場を沸かせ、佐藤も「ジェットコースターのような展開が最終話に近づくにつれて加速していくので本当に面白くて、“シーズン2あるな”って読んですぐ思いました」と続編に期待を寄せた。 なお、8月3日から撮影が行われ、約1ヵ月の撮影を経てクランクアップを迎えたそうで、撮影を振り返っての感想を聞かれると、香音は「怒涛のスケジュールで毎日がすごい早さで過ぎていく感覚があったんですけど、1日で何回も役を入れ替えることもあったので、演じるのがすごく難しかったんですけど、“いま生きてるな!”って毎日思っていました」と充実した表情を浮かべ、「このままぶっ倒れてみようかなって思うくらい、全力で毎日やろうって思っていたので、どこまでやったらぶっ倒れるんだろうって思いながらも、監督とお話しして役に対して追求していくのが楽しかったので、本当に“生きてる!”って思っていました」とにっこり。 一方、1話で亡くなってしまう千里役を演じた小島は「瑠奈ちゃんの体に入ってしまうという展開がありますので、瑠奈と気持ちを共有しないといけないところがあって、(出番がなくても)現場にいることはあったので、みなさんの演技を見守っている側というのが不思議な感じがして、今まで私が経験した現場とはまったく違うスタンスでいられたのが面白かったですね。ずっと監督の後ろで見ていました」と打ち明け、千賀から「長い空き時間とかもずっと見てたよね」と声をかけられると、小島は「(悠太が)“ムカつくなあ”って思いながら見てました(笑)」と笑顔を見せた。 さらに、撮影裏話を聞かれると、千賀は「いちど大樹くんに『Rising Sun』のステップを教えてもらったよね」と告白し、「『Rising Sun』のステップがすごく難しくてね。ちょっとできる?」と声をかけられた佐藤は、ステージ上でステップを生披露。これを見た千賀は「これすごくないですか?」と目を丸くし、「これをさっき1話で出ていた瑠奈のマンションの廊下でやったの」と明かすと、佐藤は「カットがかかるたびに『教えて! 教えて!』って(笑)」とお願いされたことを明かし、苦笑した。 そして、本作の内容にちなみ、“いま転生したいもの”を質問されると、千賀は「僕はメンバーの玉森(裕太)になりたいです」とポツリと呟いて観客の笑いを誘い、「玉森に会えば会うほど“かっこいい…”って。背も高いし、お肌もめちゃめちゃきれいなんですよ。本人もすごく努力していると思うんですけど、本当にきれいでかっこよくて、スタイルもよくてファッションセンスもあって、彼に転生したら僕はもう戻りません!」と言葉に力を込めた。 また、1話では、優しかった悠太が千里に「俺には、千里が必要なんだ」とプロポーズするシーンが描かれているが、同シーンにちなみ“俺には、○○が必要なんだ”というテーマでフリップトークが展開され、“赤ちゃんのおやつ。ハイハイン”と答えた香音は「私が大好きなおやつなんですけど、赤ちゃん用の真っ白いお煎餅で、味がすごく薄めなんですけど、美味しすぎて『愛人転生』の現場のみなさんに食べてほしくて現場に持って行ったことがあって、みんなはあまり食べてくれなかったんですけど、千賀さんだけはすごくハマって、帰りに近くのスーパーで追加で“ハイハイン”を差し入れしてくださったし、自分の家用でも大量に買ってました」と暴露。 すると、千賀は「まず現場に“ハイハイン”を差し入れするって変じゃないですか?」と香音の行動を批判しつつ、「俺らのこと赤ちゃんって思ってるのかなって。シンプルに大丈夫かなって。食べるわけないじゃないと。年齢も年齢だし、俺たち大人しかいないのに、なんで生後何ヵ月用のお菓子を買ってくるんだって話して、『食べてみてください』って言っていたから食べてみたら、この世でいちばん美味しかったです。お米の甘味というか、噛めば噛むほど旨みが出てくるんですよ」と大絶賛した。 続けて、千賀の決め台詞でもある「お前さ、うるさいんだよ」にちなみ、「お前さ、○○なんだよ」と共演者に今だから言えることはあるか尋ねられると、香音は千賀の顔マネをして白目を剥きながら“お前さ、プロすぎるんだよ”と答え「夜遅くまで撮影をしているときとかに、ラーメンが食べたくなっちゃって、家に帰ってからラーメンを作ったり、外に食べに行ったりというすごくヤバい行動をしちゃったんですけど、現場のみなさんは体調や美容に気をつけている方がたくさんいるから、ちょっと聞いてみようと思って佐藤さんに『ラーメンって食べますか?』って聞いたら、『“絶対”に食べないよ!』って言われて(笑)、『1年に1度くらいしか“絶対”に食べないよ!』っておっしゃっていてすごいなと思って」と全否定されたことを明かした。 さらに「どこでも寝られる」と言ったところ、佐藤に「僕は“絶対”に寝られない」と全否定され、「家に帰るまでが佐藤大樹」と言っていたことも明かすと、佐藤は「これは本当ですね。僕は家に帰るまで佐藤大樹を演じていますので」とプロ根性を見せ、千賀も「アイドルの鑑だよ」と感嘆。香音は「私もラーメンの頻度を少なくしようと思ったし、プロだなと思ったのでこちらにしました」と佐藤に感銘を受けた様子だった。 そんな佐藤も千賀の顔マネをしつつ、香音に“お前さ、趣味が合いすぎるんだよ”といい「(香音が)最近サウナに行っているという話から始まって、家で金魚を飼っているとか、僕はさかなクンがめっちゃ好きなんですけど、(香音は)さかなクンと番組をやってるんですよ。女性とこんなに趣味が合うのは初めてですごくうれしかったんです」と興奮気味に語ると、香音は「今さっき、茨城からさかなクンと戻ってきました」と告白し、佐藤を羨ましがらせた。 そして、小島も千賀の顔マネをしつつ、千賀に“お前さ、面倒見よすぎるんだよ”といい「私は食べるのが大好きなんですけど、(千賀が)いつも美味しものをたくさん買ってきてくれて、パンケーキを買ってきてくれたときは幸せで、この人に一生ついていこうって思いましたね(笑)」と満面の笑みを浮かべ、千賀は「空き時間があったので、パンケーキを買って持っていったら、みんな俺のこと好いてくれるかなと思って」と本音をぶっちゃけて会場の笑いを誘った。 一方、千賀は“お前さ、中顔面短すぎるんだよ”と答え「共演者のみんな鼻から下が短くて、すごく顔が小さいんですよね。一緒にカメラに映ると僕の顔がすごく長く見えるから“おいおい…”と思って、TikTok とかでふたりで映るときとかは一歩下がったりしてます」と嘆いたが、佐藤から「千賀さん、めちゃくちゃ肌がきれいですし、顔も小さいですけどね」と声をかけられると、「あら、そう?(笑)」と機嫌をよくし、佐藤は「すごく単純でした」と胸をなで下ろした。 最後に、メッセージを求められると、香音は「復讐と転生がぎゅっとまとまっているドラマなんですけど、毎話毎話、見逃せないし、手に汗握る展開だったり、いろいろな方に共感していただけることもあるだろうし、スカッとする気持ちになるし、いろんな感情になって見ていただけるドラマだと思います。ぜひたくさんの方に見ていただけるとうれしいです」と言葉に力を込め、千賀は「転生と復讐と不倫、この3つがいいバランスでまとまってドラマ化されているものは見たことがないですし、スケールもデカくて早く次が見たいと思ってもらえるドラマになっていますので、ぜひ見てほしいです。そして『お前さ、うるさいんだよ』と思ってもらえるような演技ができるように頑張っておりますので、ぜひ僕のことを嫌いになってください。お願いします」とアピールした。 番組情報 MBS ドラマ特区『愛人転生 ―サレ妻は死んだ後に復讐する―』 09/05(木)より毎週木曜24:59~ [放送] テレビ神奈川:09/05(木)より毎週木曜23:30~ チバテレビ:09/06(金)より毎週金曜23:00~ テレビ埼玉:09/11(水)より毎週水曜24:00~ とちぎテレビ:09/12(木)より毎週木曜22:30~ 群馬テレビ:09/12(木)より毎週木曜23:30~ [配信] FODで全話見放題独占配信 TVer、MBS動画イズムで無料見逃し配信(1週間) 主演:香音 千賀健永 小島藤子 高田里穂 / 櫻井淳子 飯田基祐 佐藤大樹(FANTASTICS) 監督:戸田彬弘 吉川鮎太 長谷川卓也 脚本:大歳倫弘(ヨーロッパ企画) モラル 高橋幹子(「高」ははしごだかが正式表記) 制作プロダクション:ホリプロ 製作:「愛人転生」製作委員会・MBS (C)「愛人転生」製作委員会・MBS
THE FIRST TIMES編集部