道路の気象影響予測 土日は影響エリア広がる 月曜にかけて東海・東北は影響「大」
次の強烈寒気がやってくるため、21日(土)~22日(日)は、気象によって道路に影響がでる可能性のエリアが拡大し、23日(月)にかけて、影響が長引くおそれがあります。東海地方や東北地方では、影響の可能性が「大」という時間帯もありますので、お出かけの際は、予定の変更も視野に入れながら、最新の情報を確認してください。
次の強烈寒気で 道路への影響エリア拡大
20日(金)は、本州付近は西から高気圧に覆われましたが、北海道では、寒気の影響が残ったため、日本海側を中心に、雪や吹雪になっています。そのため、夕方までは道路に影響がでる可能性が「大」のエリアもあるでしょう。吹雪で見通しが悪くなる所もありますので、車の運転は、注意が必要です。 そして、21日(土)は、北日本を低気圧が通過し、その後、22日(日)頃からは、冬型の気圧配置が強まり、次の強烈寒気が南下する予想です。 そのため、道路の気象影響予測を見ますと、21日(土)~22日(日)は、影響のでる可能性のエリアが広がるでしょう。さらに23日(月)にかけて、広い範囲で、影響が長引くおそれがあります。 特に、東海地方では22日(日)12時~23日(月)6時、東北地方では23日(月)0時~6時に、影響の可能性が「大」となっています。 今回は、強烈寒気の影響で、広い範囲で大雪や吹雪となり、車が立ち往生してしまう可能性もあります。車でお出かけの際は、予定の変更も視野に入れながら、最新の情報を確認することが大切です。
雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を
もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。 車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。 防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。
日本気象協会 本社 望月 圭子