鴨川の合同会社が「まち歩きと座談会」(千葉県)
鴨川市を拠点にしたリノベーションまちづくりを目的に、昨年設立された合同会社かもくら(嶋津彰一代表社員)は、JR安房鴨川駅周辺の建物を見て回るイベント「まち歩きと座談会」を開催した。市内への移住者や二拠点居住者など10人が参加し、遊休物件などの有効活用の可能性を探った。 同駅東口近くの空き店舗をリノベーションした、地域の情報発信拠点「かもくらstudio」の完成に合わせ、初めて企画。 館山でリノベーションまちづくりを実践している館山家守舎の漆原秀氏と、安房地域を中心に建築設計の実績を持つあわデザインスタジオの岸田一輝氏をゲストに、同駅東口の海側エリアの街並みや遊休物件など5軒を見学した。 かもくらstudioでは、「房総・鴨川の魅力と可能性」をテーマに座談会を行い、鴨川に活気を取り戻すためにできることなどを語り合った。 参加した飲食店の従業員は「鴨川の駅前の活性化に協力したいと思い参加した。近隣の商店同士が連携して、観光客と地元住民が交流できる場を整えていければ」と話していた。