【速報】「1軒目でビールをジョッキ8杯」飲酒運転で親子をはね「危険運転致死傷」の罪に問われた男に検察側が「懲役12年」求刑 「幸せな家族の日常がめちゃくちゃになった」と遺族
大阪府岸和田市で去年12月、飲酒運転で親子2人を車ではね、死傷させた危険運転致死傷の罪に問われた男の裁判員裁判で、19日、検察側が懲役12年を求刑しました。
無職の岩井拓弥被告(31)は岸和田市で去年12月、飲酒で運転が困難な状態で車を運転し、反対車線の路側帯を歩いていた、大久保春江さん(当時82歳)をはねて死亡させ、一緒にいた目が不自由な息子の孝之さん(51)に外傷性くも膜下出血など重傷を負わせた、危険運転致死傷の罪に問われています。 目が見えない孝之さんに、母の春江さんが付き添って歩いている中で起きた事件でした。
■検察側「午後8時半から翌日の午前5時まで忘年会」 弁護側「運転代行で帰るつもりだった」主張
18日の初公判で岩井被告は、起訴内容について「間違いありません」と認め、弁護側は、「これまでも飲み会に車で行くことはあって、運転代行を呼んでいた。この忘年会も運転代行で帰るつもりだった」などと主張。 一方、検察側は冒頭陳述で、被告は「事件前日の午後8時30分頃から職場の忘年会に参加し、翌朝午前5時に終了するまで、4軒の飲食店で酒を飲んだ」などと指摘していました。
19日の裁判では、大久保さんの遺族が意見陳述を行い、「幸せな家族の日常がめちゃくちゃになりました。一生被告人を許すことはできません」と訴えました。
また、検察側は「目の見えない孝之さんの世話をしていた春江さんが亡くなったことは極めて重大。残された孝之さんの身体的・精神的苦痛は甚大」として岩井被告に懲役12年を求刑しました。 判決は今月24日に言い渡されます。
関西テレビ
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