宝塚歌劇団が7月から稽古場運営業務の見直しに向けた検討を実施へ
宝塚歌劇団は12日、昨年9月の宙組娘役(享年25)の転落死を受け、上級生のパワーハラスメントなどを認めて以降の「改革に向けた取組の進捗状況」を公式ホームページで更新した。 親会社の阪急電鉄が外部有識者を招いて4月に設置した「アドバイザリーボード」の第2回会合が今月5日に開催された。会合では阪急電鉄・阪急阪神ホールディングスにおけるガバナンス体制の現状説明や、職場環境(心理的安全性)に関するアンケートの内容について専門家からの見解が述べられたという。 歌劇団側は劇団員の心身の健康管理体制の強化について、常駐医師の増員を今月から実施。稽古場運営業務の見直しに向けた検討を7月から行う予定だという。 今月14日には阪急電鉄・阪急阪神ホールディングスの定時株主総会が大阪市内で開かれ、歌劇団の問題が株主から追及されるのは必至。その6日後の20日には兵庫・宝塚劇場での特別公演「Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-」が開幕し、宙組が約9か月半ぶりに再始動する。
報知新聞社