ド軍ビューラー、レッドソックスと1年2105万ドルで契約合意「成果を挙げた」レ軍メディア歓喜「ドジャースに先んじた」
ロサンゼルス・ドジャースからFAとなっていたウォーカー・ビューラーが、ボストン・レッドソックスと1年2105万ドル(約33億円)で契約合意したと複数米メディアが報じた。契約には250万ドル(約4億円)の成績ボーナスが含まれている。 【動画】中1日でWS第5戦の9回に登板したビューラーが胴上げ投手に レッドソックス専門メディア『BoSox Injection』もビューラーの合意報道に反応。「レッドソックスの先発陣に欠けていたのは、メジャーでの経験を持つベテラン投手だった。12月23日に元サイ・ヤング賞候補のビューラーと合意。ついに成果を挙げた」と喜んだ。 「ビューラーはメジャーでの7シーズンすべてをドジャースで過ごした。ボストンとロサンゼルスはFA争奪戦で競合することが多く、契約成功率はドジャースのほうがはるかに高い。そのドジャースはビューラーとの再契約を望んでいたが、しかし、契約したのはレッドソックスだった」 レッドソックスは今オフ、アロルディス・チャップマン(前ピッツバーグ・パイレーツ)、パトリック・サンドバル(前ロサンゼルス・エンジェルス)、ギャレット・クローシェイ(前シカゴ・ホワイトソックス)と契約。ビューラーを含め、投手陣を補強している。 また同メディアは総額2105万ドルに注目。「2105万ドルは24年のクオリファイング・オファー(FA選手に対する1年契約オファーで、金額はMLB上位125選手の平均額)と同じ。レッドソックスはドジャースに先んじたのだ」とし、球団フロントを称えている。 22年にドジャースの開幕投手を務めたビューラーは、自身二度目のトミー・ジョン手術で23年を全休。24年は故障欠場から復帰した8月からローテーションに入り、1勝6敗、防御率5.38でシーズンを終えた。 レギュラーシーズンで不調だったビューラーだったが、しかしプレーオフで活躍。ニューヨーク・メッツとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦で4回を無失点。ニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズ第3戦でも5回無失点と好投し、中1日で迎えた第5戦では9回に登板して胴上げ投手となった。 構成●THE DIGEST編集部