潮来祇園祭礼始まる 山車14台、街中巡行 茨城
1188年に始まり、830年以上の歴史があるとされる素鵞(そが)熊野神社(茨城県潮来市潮来)の例大祭「潮来祇園祭礼」が2日、同市内で始まった。巨大な人形などが乗った14台の山車が街中を練り歩いたほか、潮来ばやし(県指定無形民俗文化財)の軽やかな音色が鳴り響き、市内はにぎやかな雰囲気に包まれた。4日まで。 初日の冒頭は、みこし2基が同社から御仮殿へ向かう「お浜下り」を行った。午前10時ごろから山車14台が東地区を巡行し、正午までに全て御仮殿に到着した。夕方は、潮来駅周辺で、山車が「のの字回し」などの曲曳(きょくび)きを行った。 3日は、正午過ぎから西地区を山車14台が巡行。午後5時半から同駅前で年番引き継ぎ式を行う。4日は、各町内で山車が乱曳(らんび)きを行うほか、午後4時からみこしが神社へ向かう「お山上り」を予定している。 年番を務める西1丁目区長兼祭事委員長の堀江栄司さんは「楽しい夏まつりとなるよう精いっぱい務めたい」と話した。
茨城新聞社