数少ない母国での試合で恩返しVを狙う勝みなみ(※Getty Images)

JLPGAツアーの2024シーズン第2戦「明治安田レディスヨコハマタイヤゴルフトーナメント」が7日に高知県の土佐カントリークラブで開幕する。賞金総額1億円、優勝賞金1800万円。 大会連覇を狙うのが、黄金世代の吉本ひかる。通算19アンダーで並んだささきしょうことのプレーオフを制して悲願の初優勝を飾ると、土佐湾を望むシーサイドコースで涙を流した。 注目選手は2人。1人目は明治安田と所属契約を結び、米ツアーを主戦場にしている勝みなみだ。昨季は初参戦の米ツアーでシード権を獲得。サウジアラビアで開催の欧州ツアーで3位に入り、3663万円の賞金を獲得した。 一方で米ツアー初戦の「LPGAドライブオン選手権」では予選落ちを喫しているだけに、国内ツアーの自身初戦で結果を残したい。事前インタビューでは「もちろん上位に行ければ嬉しいですが、できれば優勝して、明治安田の会長や社長に恩返しがしたいです」と語るなど意気込みが強い大会だ。勝は、岩井明愛とキム・スジ（韓国）と同組で予選ラウンドをプレーする。 さらにもう1人は、国内ツアー開幕戦で6年ぶりにツアー復帰を果たした森田理香子だ。主催者推薦で2試合連続のエントリー。長いブランクを感じさせないドライバーショットは平均で255.63ydと穴井詩に続く全体2位を記録した。佐久間朱莉、アマチュアの吉崎マーナと最初の36ホールをプレーする。 開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」を制した岩井千怜はメイン組に。昨年覇者の吉本、昨季ブレークを果たした櫻井心那とペアリング。前週は19位で終わった2季連続女王の山下美夢有は神谷そら、明治安田と所属契約を結ぶ鶴岡果恋と同組になった。 今大会で単独4位以上に入ると小祝さくらは生涯獲得賞金6億円を突破する。上田桃子、2019年大会優勝の鈴木愛と同組でスタートダッシュを切りたいところだ。