「時間が経つと八田與一容疑者の風貌が変わり見つかりづらくなる」重要指名手配から3か月 遺族の心境
大分県別府市で去年6月に起きた大学生2人の死傷ひき逃げ事件で、容疑者が重要指名手配されてから3か月が経った今、OBSの取材に対し遺族が「時間が経ちすぎると容疑者の風貌が変わり見つかりづらくなる。一日でも早い逮捕を望んでいる」とコメントを寄せてくれました。 【写真を見る】「時間が経つと八田與一容疑者の風貌が変わり見つかりづらくなる」重要指名手配から3か月 遺族の心境 大学生2人が死傷したひき逃げ事件は、去年6月、大学生が運転する信号停止中のバイク2台に軽乗用車が追突したもので、警察は軽乗用車を運転し現場から逃走した八田與一容疑者(27)の行方を追っています。 今年9月、警察庁は八田容疑者を道路交通法違反では全国初となる「重要指名手配」に指定しました。それから3か月が経ち、今の心境について遺族がコメントを寄せてくれました。 (遺族のコメント)「情報件数が4000件を超えようとしています。それでも八田與一容疑者は見つからず逃亡を続けています。期待していた指名手配被疑者捜査強化月間も終わりました。自分の中の期限を次はどこに持っていけばいいのか。八田捜しの生活を元に戻すタイミングが分からなくなっています」 「時間が経ちすぎると容疑者の風貌が変わり、ますます見つかりづらくなります。一日でも早い逮捕を望んでいます。ご協力お願いいたします。願う会にも情報は絶えず寄せられてはいますが、以前ほどではないです」 「重要指名手配となり公的懸賞金がついたことにより、警察へ情報が直接いくようになったのだと思います。今でも多くの方から応援の声が届きます。ポスター掲示に協力してくださるとのメッセージをいただきます。時には涙が出ます。でも、立ち止まることなく前に進んで行くことを息子に約束します」 県警には11月末までに全国から八田容疑者に関する3769件の情報が寄せられています。そのうち、目撃情報を地域別でみると「関東」が3割以上を占めています。県警は、こうした情報を精査するとともに県外にも捜査員を派遣し、八田容疑者の行方を追っていますが、人出が増える年末年始に合わせて情報提供を呼びかけています。
情報提供先:【大分県別府警察署】0977-21-2131
大分放送