“こども運転席”で運転士の目線を体験! ペダルにボタンも…子ども心くすぐるバスが話題に
新潟市に本社を置くバス会社が導入した1台のバスがSNSなどで話題となっている。 取材をすると全国的にも珍しい子ども心くすぐる仕掛けが施されていた。 【▶動画で見る】気分は運転士! SNSで話題の“こども運転席”を体験
SNSで話題! バスに設置された“子ども優先席”
多くのバスが並ぶ新潟交通の新潟西部営業所にお目当てのバスがあった。 子どもたちの絵がデザインされたバス。車体だけではなく、バスの中にも驚きの設備が設置されている。それが「こども運転席」だ。
ハンドルやスピードメーターなどが本物と同じように作られた「こども運転席」があるこのバスは、子どもの希望を叶えようと10月に運行を始めた。 新潟交通の山田快多さんは「運転席の後ろの席に座りたがっているお子さんがいたが、ほかに座っている方がいて、座れなくて残念そうにしていたという話を現場から聞いた。子ども優先の特等席を作ってみてはどうかという話があがった」と導入の経緯を話す。
“ドラレコ映像”で運転士目線を体験!
一体どんな仕掛けがあるのか、3カ月をかけて作り上げたという子ども運転席に座ると… 座席の目の前のモニターには実際のドライブレコーダーの映像が映るため、運転士の目線と同じ映像を見ることができる。 運転士の目線を体験できるとあってSNSでも話題に! 山田さんは「こども運転席を目的に乗って来られるお客様が増えた。すごく反響があった」と話す。
子ども心をくすぐる仕掛けはモニターだけではない! 足元にはアクセルやブレーキなどのペダル、そして右横には停車時に使うボタンもあり、運転の疑似体験が細かくできるようになっている。 スケール感と臨場感はここでしか体験できない!
“こども運転席” 大人も座ってOK!
日に日に注目が高まっているという、こども運転席。 山田さんは「周りに小さいお子様がいなければ座っていただいて。大人の方もやっぱり好きな方はいらっしゃると思うので、童心に帰ったつもりで、ぜひ座っていただきたい」と話した。 こども運転席は、その名の通り「子どもが優先」だが、周りに子どもがいなければ大人が座ってもOK!