BSN賞に出走予定のビヨンドザファザー(撮影：小金井邦祥)

　今週から中京競馬が開幕。8月10日(土)は中京・新潟・札幌の3場開催。9日正午の馬場状態は、3場ともに芝・ダートともに良、10日の天気は中京が晴れ、新潟が曇り時々雨、札幌が曇りのち晴れの予報となっている。 【写真】ビヨンドザファザーこれまでの軌跡 ■BSN賞は復活したビヨンドザファザーに注目 　新潟11Rはダート1800mのBSN賞(L)。ビヨンドザファザーは元々素質が高かった馬だが、昨年の中盤から調子を大きく崩していた。それが2走前のアハルテケSで復活すると、続くマーキュリーCでも2着と好走。完全に立ち直ったと見て良いだろう。ここも好走が期待される。対するは前走が強い勝ち方で新潟好相性のルクスフロンティア、連勝でここへ臨むペプチドソレイユなど。 ■関ケ原Sでブラックシールドの変わり身があるか 　中京11Rは芝2000mの関ケ原S(3勝)。ブラックシールドは昨年から不振が続いているが、相性の良い中京の開幕週、軽ハンデで変わり身あるか、注目したい。対するは前走が不発も、このクラスでは能力上位のドクタードリトル、同じく前走が不発も力上位のワイドエンペラーなど。 ■大雪HCでエリカサファイアが3連勝でのオープン入りを狙う 　札幌11Rはダート1700mの大雪HC(3勝)。エリカサファイアはデビュー以来一度しか崩れていない。そしてここにきて2連勝、特に前走など圧勝と言って良い内容。本格化ムードが漂っている。ここも突破なるか。対するは同じく連勝のゲットアップ、前走の宮崎Sで穴をあけたラニカイなど。 ■石狩特別は初戦で抜群の切れを見せたサトノメルベイユに注目 　札幌9Rは芝1800mの石狩特別(3歳・1勝)。サトノメルベイユは前走がデビュー戦だったが、函館で後方14番手から大外を豪快に差し切る、強烈な脚を見せた。大物感のある勝ちっぷりで、ここも連勝を狙う。対するは5戦連続2着のセイウンパシュート。 ■中京5Rの新馬戦でデグラーティアの仔ハイファイスピードなどがデビュー 　中京5Rは芝1200mの新馬戦。10年アイビスSDを勝ったケイティラブの仔でダイワメジャー産駒のコスモエンエンが永島まなみ騎手でデビューする。また、同レースでは08年小倉2歳Sを勝ったデグラーティアの仔でビッグアーサー産駒のハイファイスピードが国分恭介騎手でデビューする。 ■新潟5Rの新馬戦でセレクトセール出身のジーティーマンなどがデビュー 　新潟5Rは芝1800mの新馬戦。セレクトセール1歳で5800万円(税抜き)の値が付いたモーリス産駒のジーティーマンが戸崎圭太騎手でデビューする。調教の動きも良さそうで、注目したい。 ■石川裕紀人騎手らが節目の勝利までわずか 　石川裕紀人騎手はJRA通算300勝まであと2勝で、本日は新潟で5鞍に騎乗する。黛弘人騎手はJRA通算200勝まであと3勝で、本日は札幌で4鞍に騎乗する。嶋田純次騎手はJRA通算100勝まであと2勝で、本日は新潟で1鞍に騎乗する。角田大和騎手はJRA通算100勝まであと3勝で、本日は中京で6鞍に騎乗する。長岡禎仁騎手はJRA通算100勝まであと3勝で、本日は新潟で1鞍に騎乗する。