6月8日の『ONE 167』に参戦する平田樹と野杁正明

　6月8日にタイ・バンコクで開催される格闘技イベント『ONE 167』に女子アトム級MMAで参戦する平田樹（24=フリー）と、フェザー級キックボクシングで参戦する元K-1スーパーライト級＆ウェルター級の2階級制覇王者の野杁正明（30=TEAM VASILEUS）が21日に都内ジムで合同の公開練習と囲み会見を行ない、ボクシングのマススパーでは、平田が野杁になんと奇襲タックルを仕掛けるなど報道陣を賑わせた。 【フォト】平田樹がタックルの奇襲攻撃！野杁正明との豪華スパー 　両者は同じ衣服ブランドのスポンサードを受けていることから、交流を持つ様になったという。 　共にそれぞれの公開練習で動きを見せた後は、なんと2人がボクシングでのマススパー。平田は「ちょっと怖いな」と笑顔を見せながら、野杁と拳をかわす。野杁のステップワークや多彩な動きについて行きながらも、最後はなんとタックルで奇襲攻撃！これには流石の野杁も“やられた”といった表情を見せた。 　マススパーと言えども、世界トップクラスの野杁の打撃を肌で感じることが出来た平田。「パンチ力や蹴る力が凄いので、これを吸収して試したい」と、刺激になった様だ。 　平田は次戦で女子アトム級MMAマッチでビクトリア・ソウザ（26=ブラジル）と対戦。昨年3月のハム・ソヒ戦、今年1月の三浦彩佳戦と連敗し、共に強豪相手だが、2年間近く勝ち星がない状況と、今回はなんとしても勝ちたい一戦だ。一方の野杁はONEデビュー戦で、いきなりムエタイ超強豪のシッティチャイ・シッソンピーノン（32=タイ）と対戦する。 　平田は「しっかり勝たないといけない」といい、野杁は「過去最高の状態で戦う」とKO宣言した。 　残り2週間と少しで決戦の舞台に向かう両者、最高のパフォーマンスで勝利することに期待したい。