シンガポールのコアCPI、3年ぶり低水準 11月は前年比+1.9%
Bing Hong Lok [シンガポール 23日 ロイター] - シンガポール当局が23日発表した11月の消費者物価指数(CPI)統計によると、民間道路輸送と住居費を除くコア指数は前年比1.9%上昇し、3年ぶりの低水準となった。 伸び率は10月の2.1%から鈍化し、ロイターがまとめたエコノミスト予想の2.1%を下回った。 総合指数は1.6%上昇し、こちらも予想の1.8%上昇を下回った。 シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)は第4・四半期のコア指数を2%前後と予想している。 インフレ鈍化を受け、MASが1月に金融緩和を行う余地が広がったが、アナリストはトランプ次期米大統領の政策を踏まえて2025年後半まで緩和を控える可能性があるとみている。MASは22年10月以降、政策変更を行っていない。