絶対に言ってはいけないNGワードとは?【ビジネスマナー】仕事ができない人の「注意のしかた」
誰かに何かを指摘するとき、相手を傷つけてしまわないか、嫌われてしまわないか、不安になってなかなか伝えられないときはありませんか。特にビジネスで、上司や目上のかたに対しては負い目を感じてしまいますよね。しかし、円滑に仕事を進めるためには、相手に伝えなくてはいけない状況も出てきます。そんなときにどうすれば上手に伝えることができるのでしょうか。今回は、「相手を傷つけない注意のしかた」について、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが紹介します。 【画像】無意識に相手の人格否定をしてしまっていませんか? 仕事ができない人の「注意のしかた」まとめはコチラ
相手を傷つけない注意のしかた
【元社長秘書のマナー講座】vol. 22 誰かに何かを指摘するとき、相手を傷つけてしまわないか、嫌われてしまわないか、不安になって言えないと感じている方も多いかと思います。人のミスを指摘するのって難しいですよね。ましてや、目上のかたや上司のミスがあった場合は、なおさら言いにくく、そのまま黙認してしまっていませんか。しかし、円滑に仕事を進めるためには、相手に伝えなくてはいけない状況も出てくるはずです。今回は、ミスに対する相手を傷つけない上手な伝え方をご紹介します。今まで伝え方に悩んでいたかたは、ぜひ参考にしてくださいね。
絶対にNGな伝え方!
NG1. 「それは間違っていると思います!」直接的な言葉はNG 絶対にNGな伝え方は、「それは間違っていると思います!」と直接的な言葉で指摘することです。上司に対してだけではありませんが、相手にミスを指摘する際に「それ、間違っていますよ」や「ここはミスです」と決めつけた言い方をすることは避けましょう。はっきりと伝えることは大切ですが、正面から否定をしてしまうと反感を買ってしまう可能性があります。伝えるときは、相手を尊重し思いやりのある言葉でやんわりと伝えるようにしましょう。使えるフレーズは後ほど紹介します。 NG2. 「いつも間違うよね」大げさな表現はNG 人間だれしも間違うことがあります。間違ったことが続いた場合でも「いつも間違いがものすごく多いから気をつけて」などと表現することはNGです。事実であれば必要な表現となる場合もありますが、事実以上に大げさな表現をすれば相手を傷つけるだけでなく、効果的な指摘にはならないため注意しましょう。 NG3. 「他の人は誰も間違っていない」他者と比較するのはNG 人と比較をされると、自分が劣っていると感じてしまいます。他者と比較しながらの指摘は、不要に相手の自信を喪失させるため控えましょう。 NG4. 「間違っていると思わない?」質問にするのはNG 「この内容は絶対に間違っていると思わない?」 などと答えが決まりきっている、もしくは答えを求めていない質問の仕方はやめましょう。どんなに口調を優しくして和らげようと思っていても、相手を不快な気分にさせたり追い詰めてしまうことになります。 NG5. 「これが間違っているから他も間違っている」確認もせず決めつけるのはNG 似たようなミスを犯してしまうことがあるため、ミスが多い場合にまた間違っていると思うこともあるかもしれません。しかし、実際に確認もせず、相手の話を聞かずに決めつけてしまうと、相手は人格まで否定された気持ちになってしまうためやめましょう。