『Re:リベンジ』“海斗”赤楚衛二が闇の深みにはまっていく 希望の光は“郁弥”錦戸亮なのか?
紗耶(見上愛)の好意を承知の上でキスをした海斗(赤楚衛二)
海斗は岡田と若林を呼び、3人で美咲の手術について話をする。証拠のレントゲン写真を消された若林は言い返すことができず、医療過誤の可能性をなかったことにされてしまう(もはやこの病院の良心は若林と郁弥しかいないのではないか)。「心配かけてごめんね」「こうして前を向けるのも海斗の存在が大きい」と言ってくれる陽月に「俺の前では無理しなくていいから」とカッコよくキメていた海斗だが、そんなことを言う資格は彼にはないだろうとすら思った。 そこに紗耶(見上愛)から「すぐ会いたいんです」と電話が。紗耶は海斗の前に現れるなり、「本当に手術は成功したんですよね?」と不安げな様子を見せる。彼女は医療過誤の可能性からレントゲン写真の削除に至るまでの詳細をなぜか知っており、海斗はその事実に動揺を隠し切れなかった。「病院内の者によるデマだ」と言い切った海斗は、紗耶を抱きしめ、彼女の好意を承知の上でキスをしたのだった。 『Re:リベンジ-欲望の果てに-』は、今週のエピソードで第8話を迎えた。後半戦に突入したにもかかわらず、海斗はプロジェクトを実現させるどころか、どんどんと病院の闇の深みにはまっていく。匿名メールを送った郁弥は改めて、岡田のミスによって引き起こされた呼吸不全が美咲の死因だったことを海斗に告げる。さらに、郁弥は海斗に対し、「全てを公表し、理事長の座を降りろ」と迫ったのだった。 海斗は郁弥の指摘を受けてもなお、皇一郎の方針に従い、真相を闇に葬り去ろうとするのか。あるいは、郁弥が病院を正しい道へと導くために奮闘するのだろうか。海斗の内なる葛藤と、彼の周囲の人々の思惑が絡み合う中で、物語はさらなる緊迫感を帯びていく。病院の闇に染まった海斗を救える人物は、もはや存在するのだろうか。自身が招いた地獄から、正しい道を選んで這い上がる海斗をぜひ見たいものだ。
すなくじら