小山高専が3年連続で最優秀賞 廃炉ロボコン
ロボット製作を通して高等専門学校生に東京電力福島第1原発の廃炉に関心を持ってもらおうと、福島県楢葉町で23日、第8回廃炉創造ロボコンが開催された。全国13校16チームとマレーシア工科大の計17チームが参加し、小山高専(栃木県小山市)が3年連続で最優秀賞を獲得した。 課題は、高線量で人が立ち入れない原子炉建屋で、壁に付着した放射性物質を削り取る除染作業を想定した。 選手らは現場を直接見ることができない状態でロボットを遠隔操作。10分間の制限時間の中で、障害が設けられたクランク状のコースを進み、高さ2.7メートル、幅1メートルの壁の上部に張られた模造紙をペンで塗りつぶす精度を競った。