上田綺世のプロで生き抜く覚悟「タケも律も敬斗も結果を残して今がある。できなくなればどんどん落ちていく」【アジア杯】
鈴木彩艶との交錯→OGは「アンラッキー」
1月31日に開催されたアジアカップのラウンド16で、森保ジャパン(FIFAランキング17位)はバーレーン(同86位)と対戦。3-1の快勝で、9大会連続でベスト8進出を果たした一方で、またもクリーンシート達成とはならなかった。 【動画】守備の連係ミスからの日本の失点シーン 初戦から4試合連続で失点したのは、2-0で迎えた64分。CKからの相手のシュートを弾いた後、キャッチしようとしたGK鈴木彩艶と、クリアしようとした上田綺世が交錯。ボールは上田の頭に当たってゴールに入り、オウンゴールとなってしまった。 それでも頼れる9番は直後の72分、圧巻の個人突破でチーム3点目を奪取。汚名返上とばかりに、すぐさま点差を2点に戻してみせた。 上田は試合後、失点から得点の流れを振り返り、こう語った。 「あそこはちょっとアンラッキーで、誰が悪いわけでもない。僕も彩艶も多分、声を掛けていたけど、自分のゴールにボールが向かっているなかで、どっちかに任せるのはできないから、あれはもう...しょうがないことはないですけど、全力は尽くしたので、しょうがないと切り替えてプレーしていました。それを取り返そうって感覚は別になかったです」 ここ最近、重要な場面で点を取っている印象もあるなかで、タイミングに関する問いも。上田は「フォワードをやっていれば、この試合で(点を)取るか取らないかでキャリアが大きく変わる試合だったり、タイミングや時間が何となく把握できる」と切り出し、次のような考えを明かした。 「逃して気付くこともある。それは育成でもそう。タケ(久保建英)も(堂安)律も(中村)敬斗もみんな、そういう試合をかいくぐって、結果を残して今があると思うので、そこで結果を残し続けないと、結局プロの世界で上がっていけない。 今はある程度、そういうタイミングで取れていたりするから、残っているんだと思うし、それができなくなってくる選手はどんどん落ちていくと思う。僕は常に、環境もタイミングも何も関係なく、毎試合、取れることを目標にしているので、そこに近付ければ、自ずと価値も上がると思います」 日本代表ではここ数年不在だった、CFのファーストチョイスを手にしつつある上田。大事な時も、そうでない時も――ゴールネットを揺らし続け、不動のエースとなれるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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