ガソリンスタンドで店員から「オイル交換をしませんか?」と勧誘を受けました。自分でやるよりお得なのでしょうか?
車の管理において、エンジンオイルの交換は欠かせないメンテナンスの一つです。給油や洗車などでガソリンスタンドを利用した際にオイル交換の勧誘を受けた経験がある方もいるでしょう。 エンジンオイルは定期的な交換が必要ですが、だからこそ1回の費用を抑えたいと考える方もいるはずです。 そこで、本記事では依頼先ごとのオイル交換の相場と共に、自身で交換する場合にお得になるのか解説していきます。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
オイル交換の費用
車を故障から守り、安全に走行するためにも、定期的なエンジンオイルの交換は必要不可欠です。交換の頻度は車の状況により異なりますが、目安となるのは走行距離やオイルの使用期間です。一般的には、走行距離は3000~5000キロメートル、使用期間は3~6ヶ月を目安に交換することを推奨されているようです。 BPカストロール株式会社が実施した「オイル交換に関するアンケート調査」では、約半数(48.5%)が車検やディーラー等の定期点検をきっかけにエンジンオイル交換を行っていることが分かりました。 「交換頻度」だけでみると、「半年に一回(37.2%)」、また、「走行距離」だと「5000キロメートル程度(42.7%)」で交換するという回答が最も多いようです。 エンジンオイルの交換費用は依頼するお店や業者により異なりますが、費用の内訳は大きくオイル代と工賃に分かれます。工賃は簡単にいえば、オイル交換のための作業費用です。また、エンジンオイルにはいくつかの種類があり、車種によって必要な量も変わります。 以下では、交換する場所ごとの費用や特徴についてご紹介します。 ■ディーラーで交換する場合 ディーラーでオイル交換をする場合の相場は3000~1万円ほどであり、オイルの種類や必要量により異なるものの、ガソリンスタンドやカー用品店などと比較すると割高です。 車の総排気量によって費用を決めているディーラーもあるため、事前に確認しておくといいでしょう。 自社メーカーの車に対し、整備士の知識が豊富な点がディーラーの魅力です。オイルの選択など、的確な交換作業が期待できるでしょう。 店舗次第ですが、ディーラーでオイル交換をする場合は事前予約が必要なケースが一般的です。土日や祝日は予約が取りづらいことも予想されるため、不便に感じるかもしれません。 ■ガソリンスタンドで交換する場合 オイルの種類や量によっても異なりますが、費用の目安は2000~4000円ほどです。これとは別に、工賃として500円ほど必要な場合もあるようです。 事前に予約する必要がなく、給油や洗車のついでにオイル交換を依頼できる点がガソリンスタンドの魅力です。ディーラーやカー用品店で交換するよりも、比較的安価で交換できる点もメリットの一つといえます。 ■カー用品店で交換する場合 カー用品店でのオイル交換の相場は2000~7000円ほどで、ディーラーとガソリンスタンドの中間といえます。工賃は500円ほどですが、ポイントカードの会員であれば無料になるなどの特典がある店舗もあるようです。 カー用品店はエンジンオイルのラインナップが大きな魅力です。妥協せずに気に入ったエンジンオイルを選びたい方は、カー用品店でのオイル交換が向いているでしょう。