アマゾンはインフレの大逆風の中で再び成長できるのか
創業者ベゾス氏の退任や労組結成など、この1年でアマゾンは大きく変った。インフレ高進の中で再成長できるか(写真:ブルームバーグ)
アメリカ市場に上場している注目銘柄を取り上げる連載企画「はじめての米国株」。今回は、インフレ懸念という大逆風の中で成長力が試されている アマゾン・ドット・コム (ティッカー:AMZN)だ。 同社は、インターネット通販でアメリカ最大手の企業。また、クラウドサービスの分野でも世界シェア首位に位置することはよく知られている。 結論からいえば、市場規模拡大が見込める通販とクラウドの両分野で優位な地位を確立しており、中長期で売り上げ拡大が続く可能性が高い。一方で、巣ごもり消費の反動による伸び率鈍化や、燃料費や人件費といったコストの増加が逆風になっている点には留意が必要だろう。中長期の成長に期待しつつ、高成長基調に回帰する局面を待ちたいところだ。
本文:2,690文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
大和証券 米国株執筆班