2024年に注目のガーデントレンド6
ここ最近は、以前に比べて家で過ごす時間は短くなっているだろう。しかし、多くの人が依然としてパーソナルな屋外の隠れ家を求めているのでは? 庭は家の延長でもある居心地のいい場所で、私たちを自然と結びつけてくれる存在だ。さらに混沌とした世界で平和を感じられるサンクチュアリでもあるのだ。 しかし、インテリアや家具のデザインと同様に、時間の経過とともにガーデンにもトレンドがあるのは知っていただろうか? そこで、カリフォルニア発の造園企業「モンロビア」の消費者に関する調査と、最高マーケティング責任者でありトレンドスポッターであるケイティ・タモニーからのヒントをもとに、今後1年間のガーデニングのトレンドを分析した。 エディブルガーデンや高級なアウトドアリビングなど、このようなコンセプトが近年では人気が高まっている。さらに今年はフロントヤード(前庭)のアップデートもトレンドになるだろう。 目を引く花が咲く木を一本植える場合でも、新しいコテージスタイルの庭を設計する場合でも、マンションのコンパクトなベランダでも、これから紹介するアイデアを自身のガーデンに取り入れる方法はたくさんある。ただし、住んでいる地域の冬を乗り越えられる種類の植物を選ぶようにしよう。 US版「ベランダ」より
ノスタルジックな花
アジサイやバラ、ボタンなどの時代遅れと思われがちなクラシックな花が再び人気を集めている。 「メンテナンスの手間がかからず、華やかな花が魅力的で人気がでています」とタモニーは話す。 現代では品種改良も進み、大きく美しく、そして柔らかな色合いのものも増え、さらに育てやすくもなっている。
乾燥に強い植物
異常気象への懸念から、アメリカ全土の園芸家は水に適した植栽、もしくは干ばつに耐えられる植物を探すようになっている。 「この傾向はカリフォルニアと南西部で広まっていましたが、現在ではマウンテンウェスト、さらには中西部の一部にも広がりつつあります」とタモニーは語る。