水城なつみ 大阪流行歌ライブで新曲「寒牡丹」披露
「課題曲は個別で練習して何人かでリハーサルし、全員合同で歌うのは本番だけ。コブシを利かせたりの演歌テクは一切無しで男女がそれぞれのパートをピタッと合わせる。毎回楽しみです」と笑顔に。水城は元々女性では一番高いソプラノを受け持っていたが、音程の確かさを買われて今回は最も低いアルトに回った。「低い音って格好いいじゃないですか、やってみたかったんです。全然苦しくなかったです」とケロリとしているが、相当広い音域をカバーできる絶対音感と声量の持ち主の証拠でもある。
所属のキングレコードから今春、11年ぶりの演歌新人・小山雄大がデビューした。「長い間、私が一番の若手だったんです。だからどう接していいのか分からない。緊張しますけど、うれしいですね!」とまたニッコリ。この性格の良さが最大の長所。プロは個人の競争社会ではあるが、水城のステージはいつも〝歌が好き、トークが好き〟精神が満ちみちている。 (畑山博史)