台風10号の進路定まらず 今週末も荒天が続くおそれ 残暑は収まらず 2週間天気
台風10号は、東よりに向きを変えた後も動きが遅く、東日本は9月初めまで大荒れのおそれ。9月に入っても気温は平年より高い日が多い見込み。日中は真夏のような暑さの日もあり、熱中症対策を。
30日(金)～9月5日(木) 台風10号の影響が長引く
台風10号は、明日30日(土)にかけて九州北部付近を進む予想です。九州では引き続き、暴風や土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、高波に警戒してください。台風の進路にあたる四国や中国地方、近畿は31日(土)頃にかけて、東海や関東を中心に東日本は31日(土)から9月1日(日)頃にかけて大荒れや大しけ、警報級の大雨となるおそれがあります。ただ、予報円が大きく、近畿や東海付近で複雑な動きをする可能性があり、影響が長引くでしょう。最新の情報を確認してください。 4日(水)頃は高気圧が張り出して、晴れる所が多いでしょう。ただ、台風が離れたあとも、太平洋側を中心に、にわか雨や雷雨に注意が必要です。 最高気温は平年より高い日が多く、沖縄や九州から関東は30℃以上の真夏日が続くでしょう。日中は、まだまだ厳しい残暑が続くため、熱中症対策を心がけてください。
9月6日(金)～11日(水) 短い周期で天気かわる 朝晩はしのぎやすい日も
9月6日(金)も所々で雨が降るでしょう。7日(土)以降は短い周期で天気が変わりそうです。10日(火)から11日(水)にかけては、近畿から関東を中心に雨が降りやすいでしょう。沖縄は7日(土)以降、曇りや雨の日が多くなりそうです。 最高気温は全国的に平年より高い傾向で、九州から関東は35℃近くまで上がる日もあるでしょう。ただ、朝晩はしのぎやすい日も出てきて、最低気温は東京都心で23℃前後と、熱帯夜からは解放されそうです。北海道は15℃くらいまで下がる日もあり、羽織るものが必要になるでしょう。
日本気象協会 本社 青山 亜紀子
