仙台市議会の9月議会は4日、本会議が行われ、最大の焦点となっていた「宿泊税」の条例案について可決されました。 【写真を見る】仙台市議会『宿泊税』条例案を可決　現状の導入に反対する一部会派の修正案は否決　東北で初めての導入へ 最終日を迎えた仙台市議会の9月議会。宿泊税条例案の最終的な採決を前に現状の導入に反対する一部会派が、補正予算に計上されたおよそ9000万円の関連費を削除する修正案を提出しました。 せんだい自民・参政の会　菊地崇良市議: 「納税の対象者にもなる市民、特別徴収義務者となる宿泊事業者に対し、十分な説明がなされてるとはいえず、特に事業者を中心にいまだ強い反発がある」 これに対し、賛成・反対の討論が交わされ、採決の結果修正案は起立少数で否決されました。 その後、宿泊税条例案の採決が行われ、賛成多数で可決されました。 これにより宿泊税が、東北では、初めて導入されることになり、仙台市は、来年11月をめどに課税を始める方針です。 県と仙台市が導入を目指す宿泊税は、素泊まり一泊「6000円」以上の宿泊客から1人300円を徴収するもので仙台市での宿泊は200円が市、残る100円を県が受け取ります。