新型コロナ感染拡大防止に向け大阪府・市 3月20日まで主催イベント中止または延期
新型コロナ感染拡大防止に向け大阪府・市 3月20日まで主催イベント中止または延期
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国各地でイベントの中止が相次いでいるが、大阪市の松井一郎市長も20日に行われた定例会見で、大阪市主催のイベントは3月20日まで中止または延期すると発表した。 【ノーカット】大阪市主催イベント「原則中止または延期」3月20日まで 松井市長が発表(2020年2月20日)
後の感染拡大防止に向け府からの要請を受けイベントは中止または延期
会見によると、20日午後2時時点で大阪府内では新たな患者の報告はないが、今後の感染拡大防止に向け、大阪府からの要請を受け、大阪市でも主催イベントを3月20日まで中止または延期にすることに決めたという。
イベントが野外であっても参加者間での距離・接触程度を踏まえて判断
これについて松井市長は「具体的には一定時間、閉鎖性の高い場所にとどまり、参加者間での距離接触程度が高く、不特定多数の参加者がある場合などを考慮して判断をすることとしています」としている。 また、イベントが野外であっても、参加者間での距離・接触程度を踏まえて判断するという。
20日から市職員の時差出勤の拡大を開始
こうした状況を受け、大阪市役所では20日から市職員の時差出勤の拡大を始めた。 松井市長は「手洗いなど通常の感染対策を引き続き徹底してください。特に高齢の方や基礎疾患をお持ちの方、妊婦の方については人ごみの多いところを避けるなど感染予防に心がけて頂きたいと思います」と市民に呼びかけた。
児童向け図書館開館イベント中止「落ち着けば特別企画も」
大阪市では、3月1日に児童向け図書館「こども本の森中之島」の開館セレモニーを行う予定だったが中止を発表。松井市長は「今回、新型コロナウイルスで中止という決断をしなければなりませんでしたけど、とにかく健康を守ることが第一ですので、ぜひ皆さん方にご理解をいただきたいと思います」と理解を求めた。 また「新型コロナウイルスの状況が落ち着けば、開館時間外の特別企画も行っていきますんで、子どもたちにはそういうところに参加をしてもらって楽しみにしていただきたい」と続けた。
イベント自粛の基準、松井市長「一定のところで線を引いてるということはありません」
報道陣からは、イベント自粛について、何人以上集まる場合などに基準があるのかという質問があった。 これに対し、松井市長は「大きな基準としては、まず閉鎖的な空間であること、不特定多数の人が参加すること、距離が近いこと」とした。人数などについては「会場のキャパによりますから、一定のところで線を引いてるということはありません」と話していた。