動画:世界初の人工繁殖に成功したスナメリ、再び「父親」に 中国
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【CNS】全人工飼育に成功した長江のスナメリ「淘淘(Tao Tao)」が、間もなく19歳の誕生日を迎え、最近また新しい子どもが誕生した。 6月9日に「淘淘」は三番目の雄の子供を迎えた。識別番号は「F9C24」とされている。「F9C24」は「淘淘」と母スナメリ「福久(Fu Jiu)」との間に生まれ、誕生時の体長は約70センチ、体重は約5キロだった。生後すぐに水中での呼吸、母子間の絆の確立、そして母乳の摂取という、重要な成長過程を経て体重が大きく増加した。現在、「F9C24」は皮膚の新陳代謝が活発な脱皮期に入っている。 スナメリは、中国において「国家一級重点保護野生動物」対象の野生動物であり、長江(揚子江、Yangtze River)に固有の淡水鯨類だ。1980年代から、中国は現地での保護、移送保護、人工飼育という三つの主要な保護戦略を探求し、スナメリの個体数の持続的な減少と絶滅の危機を食い止め、個体数の回復を果たした。「淘淘」とその子孫は、この人工飼育を通じた保護戦略の具体的な成果を示している。「淘淘」の最初の二子は、4歳を超えた長男の「漢宝(Han Bao)」と、まもなく2歳になる次女の「小久久(Xiao Jiujiu)」だ。(c)CNS/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。