運送業の前橋急行運送（群馬県前橋市）が自己破産申請することが2日分かった

　運送業の前橋急行運送（群馬県前橋市大手町、安斎正剛社長）が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが2日、分かった。帝国データバンク群馬支店によると、負債額は約3億6600万円。 　1949年に設立し、自動車を中心に自動車部品や工業製品などの輸送を手がけた。2009年2月期は売上高約9億3000万円を計上した。その後は設備投資の借り入れが過多となり、同業との競合もあって業況は低調に推移していた。コロナ禍ではサプライチェーン（供給網）寸断で自動車の運送量が減少。燃料費高騰もあり、赤字基調を余儀なくされた。資金繰りが限界に達し、今月　1日に事業を停止した。