【日本ハム】奈良間大己が開幕直前滑り込み昇格!し烈な二遊間争いの行方はいかに
日本ハムのし烈な二遊間争いが、開幕までわからなくなった。 オープン戦途中から2軍調整を強いられていた日本ハムの奈良間大己が、開幕2日前となる27日のZOZOマリンの全体練習に合流した。 春季キャンプを1軍で完走し、その後のオープン戦も帯同が続いていたものの、打撃に苦しみ、3月10日の楽天戦(静岡)を最後に2軍調整が続いていた。ファーム合流後、24日のイースタンリーグ・巨人戦(鎌ヶ谷)では2安打を放ち、9回にはサヨナラ犠飛を決めるなどの活躍を見せていた。 最後まで諦めずにアピールを続けた結果、滑り込みでの開幕1軍を勝ち取った格好だ。奈良間はプロ1年目の昨季、主に遊撃で65試合に出場、打率.243、2本塁打、15打点をマークしていた。 そして奈良間の昇格により、し烈な争いを繰り広げている二遊間の開幕スタメンが最後までわからなくなった。 当初遊撃のレギュラー濃厚だった上川畑大悟が3月上旬に負傷離脱。その後は、キャンプから猛アピールを続け、オープン戦でも好調をキープしてきた水野達稀が上川畑に代わって主に遊撃を任されることが多かった。 新庄剛志監督も好調・水野の打撃を評価しており、開幕スタメンに向け一歩リードしているかのように思えた。ただ遊撃には、堅守で知られる細川凌平もいる。 二塁ポジションにおいても競争はし烈だ。オープン戦では水野が二塁を守ることもあり、昨年も二塁で開幕スタメンを勝ち取った石井一成、また加藤豪将もいる。 新庄監督いわく、"ベストメンバー"という開幕前最後の24日のDeNA戦では二塁に石井、遊撃には水野が起用されたが、開幕戦で当たる小島和哉に関して、奈良間はプロ初ホームランを放っているという相性の良さもある。オープン戦から投打の充実が注目を集め、今年は台風の目になるともされる日本ハム。果たして大事な開幕戦で二遊間を守るのは誰となるのか。ファンも注目となりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]