【チャレンジC/トレセン情報】GⅠ2着2回のボルドグフーシュが待望の復帰戦 宮本調教師「まずは無事に」
[GⅢチャレンジカップ=2024年11月30日(土曜)3歳上、京都競馬場・芝内2000メートル] 右前脚の屈腱周囲炎を発症して1年7か月の休養を要したボルドグフーシュ(牡5・宮本)がいよいよターフに戻って来る。 今回は2023年4月のGⅠ天皇賞・春(6着)以来となる復帰戦。長期休養明けではあるものの、馬体に太め感はなく、成長した様子もうかがえる。宮本調教師は「見た目はスラッとしてるけど、体重は2桁くらいは増えてるんじゃないかな」と中間の様子を説明する。 27日の最終追い切りは栗東坂路で4ハロン53・6―13・1秒と軽めの時計をマーク。「先週ビシッとやったから、今週はサラッと」(宮本師)と調教の意図を明かすように、1週前には同51・3―11・8秒とさすがの脚力を誇示している。 2022年には菊花賞→有馬記念とGⅠで連続2着。2勝クラスの一宮特別を勝利してから白星は遠ざかっているものの、一線級相手に互角以上の走りを見せていた。待望の重賞タイトル奪取へ向け、トレーナーは「1年7か月ぶりですからね。実戦勘(がカギ)です。どこまで頑張ってくれるか。ブランクっていうのはやっぱり厳しいから。まずは無事に」と慎重な構えだが、地力を踏まえれば〝いきなり〟の快走も期待できよう。
佐藤 美生