川内原発、運転延長を容認 鹿児島知事「総合的に判断」
鹿児島県の塩田康一知事は21日、原子力規制委員会が認可した九州電力川内原発(同県薩摩川内市)の20年の運転延長に関し「総合的に判断した結果、了承する」と述べ、容認する考えを表明した。県庁で記者団の取材に応じた。延長には地元同意は必要ないが、薩摩川内市長も賛同しており、九電にとっては60年運転に向けた環境が整うことになる。 塩田氏は、県の専門委員会が延長の安全性を確認したことや、県議会が延長に賛成する陳情を採択したことなどを踏まえたと説明した。 規制委は11月、運転開始から40年が近づく川内原発1、2号機の最大20年の延長を認めた。