熊本市動植物園のモノレール、26日に運行再開 事故の再発防止策講じる
熊本市は19日、乗客6人がけがをした玉突き事故が起きた市動植物園のモノレールについて、26日に約半年ぶりに運行を再開させると発表した。 事故の発生は昨年10月。車両1台のモーターが故障し、安全装置が作動して全車両が緊急停止した。委託先の担当者がモニターで状況の把握もせずに再始動。止まったままの1台に後続の4台が次々と追突した。 市はモーターの交換周期を短くして故障を未然に防ぐほか、緊急停止した車両を運行担当者が人為的に再始動できないようにするといった対策を講じた。 車両が緊急停止した場合の対応訓練の要領も新たに作成。高倉智浩副園長は「事故の予防や運行担当者の教育を徹底し、安全運行に努めたい」と話した。 再開は26日午前9時の予定。(臼杵大介)