マグロのホルモンを使った冷やしカレー

　和歌山県上富田町朝来の「定食うら」（浦孝光店主）は、マグロのホルモンを使った「元祖冷やしまぐろかれー」を提供している。しばらくの間、発売記念価格１２００円で販売する。 【「定食うら」の地図はこちら】 　趣向を凝らした定食や弁当を販売する店として評判の同店は、今年でオープン５年目となる。 　冷やしカレーは、浦店主の父である紅葉屋本舗（串本町）の坂井良雄代表から「マグロのホルモンを使った串焼きが肉のようで、おいしかった。ホルモンを使った冷やしカレーも面白いのでは」とアドバイスを受け、メニュー考案に至った。 　ルウは、厳選したホルモンに相性の良いだしと豆乳を使うことで、口当たりが優しく、こく深い味わいに仕上げた。ご飯も冷やしただしに一度くぐらせており、粒にルウがよく絡み、さっぱり食べられる夏にぴったりのカレーとなっている。 　「廃棄されるマグロのホルモンを使うことで食材の有効活用を示し、地元の食材を使ったご当地カレーとして地域の魅力発信の一端を担えれば」と浦店主。 　今後は、温めなくてもおいしく食べられる非常食として、レトルト商品化も考えている。 【お店情報】 上富田町朝来２４６０の６ 営業：午前１０時～午後２時 第４月曜定休（不定休） 電話０７３９・３３・９７８７