藤井王将が地元名古屋で指し初め式に初参加「新しいことに挑戦していくことを恐れず」と抱負
将棋の藤井聡太王将(22)=7冠=が6日、名古屋市の名古屋将棋対局場で指し初め式に出席した。同対局場はJR名古屋駅前のミッドランドスクエア25階、地上100メートル以上にあることから「天空の対局場」の呼び名もある。2022年6月に開場し、3年目で初めての指し初め式の開催となった。 「2024年を振り返ると、定跡研究が深くなっていく中で自分自身どのような戦い方をしていくか模索する1年だった。今年も新しいことに挑戦していくことを恐れずに、しっかり実力を高めていけるよう取り組んでいく1年にしたい」 藤井は最初にあいさつした連盟理事で師匠の杉本昌隆八段(56)から「お話ししたいことは尽きませんが、隣りにいる方の言葉を聞きたいと思うので回します」とバトンを受け取った。 「新年の一局を楽しく指し終えることができれば」。藤井は2016年10月のプロデビュー以来、初めての指し初め式の抱負も語り、日本将棋連盟のスポンサーらと代わる代わる1手ずつ指して会話も楽しんだ。