プロ野球 タイブレーク制試験導入 来季から2軍で「無死一、二塁」「無死二塁」で実施検証
プロ野球のオーナー会議が20日、東京都内で行われ、来季から2軍戦で延長十回からタイブレーク制を試験的に導入することが正式に決まった。また、2軍戦でベンチ内へのタブレット端末の持ち込みが可能になることも報告された。 タイブレークについては高校野球などで行われている「無死一、二塁」と、MLBが導入している「無死二塁」の二つの状況を用意。イースタン、ウエスタン両リーグでそれぞれの状況を実施し、フレッシュオールスターを挟んで方式を入れ替え、試合時間の短縮や運営面への影響を検証していく。 将来的な1軍での実施について、議長を務めた中日・大島宇一郎オーナーは「あくまで試験的な試み。日本で行った場合にどういった要望があるのかを確認した上で、また議論されることになる」と説明。この日の議題には挙がらなかった。 また、任期満了を迎えた榊原定征コミッショナーの再任が決まった。任期は2年。来年のオーナー会議議長は日本ハム・井川伸久オーナーが務めることになった。NPBの事業収支が5億4000万円の黒字となったことも併せて報告された。