桐谷健太、テレ東連ドラ初主演! 週刊誌記者がゴシップの真実に迫るドラマ『Qros(キュロス)の女』10.7スタート
<コメント全文>
■桐谷健太/栗山孝治役 ――本作への主演オファーを受けた時の感想をお聞かせください。 近頃、記者や出版社で働く役や、情報屋の役をすることが偶然か必然か、多かったので、今の世の中が抱える情報のあり方が、表現として大きなテーマになる時代なんだなと、勝手に感じています。 ――原作または台本を読んでみての感想をお聞かせください。 この物語の主人公が、自分が犯した過去や、情報が持つ包容や狂気、葛藤を抱えながらも喜びも感じてしまうという正義の中から、何を選び掴み取るのか、その道のりを楽しみにしています。 ――撮影にあたっての意気込みをお聞かせください。 この人物を演じていく上で、自分の中でも何が変化していくのかが興味深いです。 ――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。 今や情報は、衣食住、と並ぶほど我々の内側や外側に根づき、それぞれが持って生まれた『本当の自分』があった事を忘れる、ということさえ忘れるくらいに大きく、そして細部にまで入り込みました。ただそれは悲しい一面だけではなく、光が射し込むような素晴らしい面もあるということです。この物語の主人公が、飛び込んだ情報の大渦の中、もがきながらも何を選び、生きていくのか、そこを魅力的に表現出来ればと感じています。 ■原作者・誉田哲也 私はこの『Qrosの女』以外にも、マスコミや情報社会に関する小説を書いてきました。 それらの多くは「人間が心の奥底に持つ『知りたい』という欲求、その醜さといかにして向き合うべきか」というテーマを内包し、それに応える形でメッセージを発するものでした。でも正直、そういう物語は、キツい。人間の本性を晒すだけで、救いがない。だったら、と思って書いたのが、この『Qrosの女』です。 確かに「厳しい真実」を突き付ける物語は必要ですが、たまには真逆の「優しい嘘」の物語があっても、いいんじゃない? そんな気持ちで、この作品を書きました。魅力的なキャストが揃いました。原作同様、ドラマも楽しんでいただけたら幸いです。 ■チーフプロデューサー 森田昇(テレビ東京 ドラマ室) 今も昔から変わらず芸能人・政治家など著名な人々のスキャンダルが、世の人々の注目を集め話題になってきました。それらの記事がSNSの力によって更に拡散し情報は盛られ、一般の人々がその対象を叩くこともよく見られます。これらの現象は大変現代的であり、まさに今を表していると思われます。そんな今だからこそ、「Qrosの女」はやるべき作品であり、ドラマを通してこれらの現象の怖さや難しさを描ければと思います。 とはいえ、社会を告発する堅い側面ばかりでなく、原作小説のミステリアスなストーリーに、昨今のスキャンダルなどのネタを織り込ませながら最高のエンターテインメントを作りたいと思います。そして今回、桐谷さんをはじめ強力な役者さんが数多く参加してくれることになりました。様々な業界でうごめく癖のあるキャラクターがたくさん登場し楽しめます。 今だからこそ見たいと思わせる、まさに現代を斬るエンターテインメント作品です。