男子3000メートル障害の三浦龍司がパリ五輪へ決意「メダル獲得。自己記録更新」現段階で日本選手権は回避予定
陸上男子3000メートル障害でパリ五輪代表の三浦龍司(スバル)が31日、所属先・スバルの拠点がある群馬・太田市役所を訪問。「横断幕の設置や等身大パネルも飾っていただき、応援していただいているなって太田市の皆様の思いが伝わります。(目標は)メダル獲得。欲を言えば自己記録更新も目指していきたい」とパリ五輪への決意を語った。 三浦は同種目今季2戦目となった10日のダイヤモンドリーグ第3戦(ドーハ)で8分13秒96をマークし、パリ五輪の参加標準記録(8分15秒00)を突破。日本陸連の選考基準を満たし、2大会連続の五輪代表に内定した。「早い段階で内定を決めることができたので、そこはホッとしています。これから準備の時間にあてられるので有意義だと思っています」と話した。 2021年、順大2年時に臨んだ東京五輪で7位入賞。今回が2回目の五輪となるが、この3年間で世界最高峰のダイヤモンドリーグなど海外でも多く経験を積み「慣れもでてきていると感じます。海外レースでの駆け引きなど、前回大会よりも成功体験も増えたことが大きい」と確実な手応えもある。 パリ五輪までの実戦は海外で1試合のみを予定。6月の日本選手権(新潟)は現段階では回避する意向で、高地合宿などのトレーニングによって調整を重ねていくつもりだ。「(目標が)メダルっていうのは東京(五輪)の時と違うところです。自己記録も目指していきたい」とターゲットを定める2回目の大舞台へ、完璧なコンディションで臨む。
報知新聞社